〝タイのメッシ〟からエールもらった札幌MFスパチョークがイニエスタの前で先制ゴール
■J1第19節 神戸1-1札幌(7月1日、兵庫・ノエビアスタジアム神戸)
金子からのクロスに詰めて今季2点目
北海道コンサドーレ札幌MFスパチョーク(25)が、先制点となる今季リーグ2得点目をゲットした。英雄イニエスタの神戸ラストゲームで、〝タイのメッシ〟からエールを受けた背番号49が躍動した。
前半26分、右サイドのMF金子拓郎(25)がゴール前へクロスを上げる。一度は相手GKにパンチングされたものの、そのクリアボールがゴール前に詰めていたスパチョークの元へ転がると、落ち着いて右足でゴールへと押し込んだ。「得点を挙げられて、非常にうれしい。拓郎からのクロスが入ってきて、自分がアプローチしたらボールが来て。シュートを決められて良かった」と自身の得点を振り返ったが、「最終的にチームが結果を残せなかったというのが悔しかった」と、チームの勝利に結びつけることができなかったことでの複雑な心境を吐露していた。
かつてのバルセロナでメッシとプレーした英雄と対戦「自分のサッカー人生はすごい」
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この試合をもってMFアンドレス・イニエスタ(39)が神戸を退団。元スペイン代表でW杯優勝経験があり、FCバルセロナではFWメッシと異次元のプレーをしていたスーパースターと対戦した感想について、「そういう世界的な選手と会えて、自分のサッカー人生はすごいなと思いました。一緒にプレーしてみて、世界で活躍する選手というのは、こうなんだということを感じることができて良かった」と、超一流を肌で体感できたことへの喜びを口にする。この日得た経験を糧として、タイ代表として、そして札幌の選手として、さらなる飛躍を目指していく。
〝タイのメッシ〟元札幌MFチャナからのエールに即ゴールで回答
前節のC大阪戦(6月24日、1●4)後、札幌ドームにサプライズ登場したタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドFCのMFチャナティップ(29)が最後のあいさつの中で「スパチョークをよろしくお願いします」と話してもらったスパチョーク。「気持ち的にも良くなっています」と〝タイのメッシ〟からの温かいエールに応え、さっそく次の試合でゴールを決めてみせた。先駆者が開拓したJリーグでバトンを受け取り、今度は名実ともに大先輩を超えを目指す。
前半26分、先制点を挙げ、MF浅野(18番)に抱えられながら、喜ぶMFスパチョーク(中央)