ファイターズ
2023/07/04 01:00

清宮幸太郎の連載手記『道』第2回 リハビリ中も常に前向きでいられたのは父の影響

戦線離脱中の心境 家族の存在について語る

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(24)の連載手記『道』第2回は、左腹斜筋を痛めて離脱した時の心境と、いつも支えてくれている家族の存在を語ります。さらなるパワーアップを図り、前向きに取り組んでいたというリハビリ期間。元ラグビー選手で日本ラグビー協会副会長の父・克幸氏(55)から授かった言葉、二十歳の誕生日にプレゼントしてもらった絵画を公開した。

 

約1カ月半のリハビリ中はテレビ観戦し あの輪に入りたかった

 6月13日に約1カ月半ぶりに1軍復帰することができました。リハビリ中は、ファンのような心境で1軍の試合をテレビ観戦していました。いけー、よっしゃあって。僕がケガをしてから、みんなめっちゃ打ちましたし、すごく勢いに乗っていた。どんどん順位を上げておいてくれたら、みたいな。

 もちろん、あの輪に入りたいという気持ちはありました。でも、あまり落ち込みませんでした。調子が良い時に離脱したので、今思えばちょっと余裕があったのかもしれないです。

6月13日、約1カ月半ぶりに1軍に合流し笑顔をみせた清宮(右)
 

ケガを繰り返さないためには

 ケガする前よりも、パワーアップして帰りたいという思いが強く、ケガを繰り返さないためにはどうすれば良いかを考えていました。胸郭、股関節、背中の可動域が狭かったり、柔軟性があまりなかったりして、脇腹に負担をかけてしまったところがある。だから、ストレッチには力を入れました。

日本ラグビー協会副会長の父、慶大女子ゴルフ部監督の母

 常に前向きな気持ちでいることは、父の影響を受けたかもしれません。僕が子供のころは、父が監督を務めていた実業団のチームが負けても、自宅ではケロっとしていて、落ち込む姿を見たことがありません。今思えば、すごいなと。幼い頃から、何か感じるものがあったと思います。

「ネセサリー・ロス」

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