■パ・リーグ１１回戦　オリックス３ー６日本ハム（７月２日、エスコンフィールド北海道）

―（試合後自ら）
「ちょっとくらい音楽あった方がいいかもね。ちょっとＢＧＭ系で。勝ってね、インタビュー」

―屋根を開けての試合
「ねえ。気持ち良かったですね。（連敗中で）どよんとした空気をちょっと取り除きたいなっていうところで屋根が開いてくれて（悪い空気が）一緒に出て行ってくれた感があって。まあ、観に来てくれたファンの皆さんも初めてっていうことで、すごい球場の雰囲気とかも味わってもらえたんじゃないかなと思います」

―北山が七回途中３失点
「まあ、完璧とは思わなかったんですけど、要所要所で良いボールもあったし、途中からフォアボールで崩れるのかなっていうところで、また立て直して。成長している北山くんで来ているので、本当にこれから楽しみですね」

―浅間が三回に逆転打を放った
「あれは打ってほしかった。彼もけがで、ずーと苦しんで、キャンプではめちゃくちゃ調子良くて、外野のフェンス（への衝突）でああいう骨折というアクシデントで。悔しいというか、自分の中ではああいうけがで情けないっていう気持ちがあって、リハビリに励んでもらって。やっと１軍に戻ってきて。満塁でしたっけ。ねえ。点が入ったことより、浅間くんがあの場面で打ってベース上で喜んでいる姿っていうところを見た時に、あー良かったなとすごく思いましたね」

―郡司が絶好調。３戦連続安打に移籍後初打点
「郡司くんはもう１５年目かな？　なんかベテランの代打の切り札チックな落ち着きようと、やっぱキャッチャーですね。こう球種を絞って一発で捉えていくところは。いやあ、ベテランの姿にしか見えなかったですね。頼もしいです」

―清宮が八回に追撃のソロ本塁打

「きょうのフライは高かったですね。あんだけ上がって入れれるんだ、って。屋根がもし閉まっていたら、どうなのかなとか思いながら。前回ホームラン打った時に角度っていうのをちょっとつかみつつあるところで、きょうのホームランで、またさらにつかんだかなっていうところと、（四回に）きょう進塁打のサイン出したんですよ。ノーアウトセカンドでしたっけ。あそこの進塁打、デカかったですね。普通に打たせても良かったんですけど、進塁打でキャンプ中にホームラン打ったんですよ。ライナー気味の、高めのやつを。そのイメージでちょっと出してみて、きれいにああいうセカンドゴロを打ってくれて。ああいうね、僕が出した采配に対して応えてくれて、すごく、本当にうれしいです」

―試合後、ファンにあいさつした。発案は誰か
「球団です。球団の。屋根も開いたって所で」

―良い流れで次カードのソフトバンク戦に向かえる
「そうですね。豚骨ラーメン食べてね、良い流れをまたさらに持っていきたいです。福岡県っぽく」

―打線につながりが出た
「つながった。打順はきょう、八木さんと話をしながら。で、最初の打順は浅間くんが1番で、加藤（豪）くんが6番の打順で。なんか浅間くんが1番に対しての、ちょっとこう、雰囲気というか。本当に1番を打ちたがってるかなっていう思いがあって。聞きに行ったら、『正直、言っていいですか。好きじゃない』と（笑）。そうやろって言って。ちょっと下に下げようかっていう話をして。で、松本（剛）くんにも聞いたら、1番はいろいろ考えるから好きじゃないと。で、3番がいいっていうところで、じゃあそうしようって。やっぱね、そういう気持ちっていうのが、ああいう結果につながると思うんで。いやいや入られてもね、やっぱ。さあっていう気持ちにはなれないから。もうあしたから、毎日聞いてやろうかな（笑）、みんなに。みんな1番嫌って言われたら、誰にしようかなって。もう伏見くんでいいかなと思って。伏見くんでね」

―アンケートを取るか
「いや、1回取ったことあるんですよ。したら、去年まで1番多かったんですよ。したら今年から変わったんかいって」

―松本剛も開幕戦1番がいいと
「そうそうそう、1番。3番の味をしめたんじゃないですか。 打点もね、稼げるし。俺は6番好きでしたけどね。やっぱ4番か6番でしょ、最高の打順は」

―5番じゃない。
「ちょっと中途半端かな。俺の中でね。5はないっすね。あんまりなんかこう、そそるような打順ではなかった。 8番が一番嫌でしたね」

―なぜですか
「なんかそういう、レギュラーの中で一番下手っていうふうに思われてるっていう」

―昔のライパチくんみたいな
「そうそうそう。嫌だったね。気合い入らなかったですね」

―屋根が閉まってる状態と開いている時では違いは
「旗がもうちょっと欲しいですね。1個しかなかったんで。で、2つあったんですけど、右中間の旗は流れてて、左中間の旗が止まってたんすよ。 これちょっと他にも旗いるわと思って。まあでも、きょう見てたら風がね、そんなになかったから影響はなかったと思うんですけど。風がぶわーって吹いた時に一回試合してみたいなって。でもきょう初めて開けて勝ったことによって、またね、開けてくれると思うし、気持ち良いし。まあね、雨降ってきたら閉めりゃいいしね。で、ライトいる？と思って。照明いります？あれ。 昼間のゲームで。意外とまぶしいんじゃないかなって。逆にね」

―曇ってくると若干、暗いか
「沖縄よりましでしょ。沖縄は暗かったー」

―試合中に雨が降っても閉じないらしい
「なんで？　閉じなアカンすよ。 芝、死んじゃいますよ。いやいや、閉じるルールにしたら。ルール、それで決まりだから。こっちがつくったらいいんですよね。嫌ですよ。やっぱピッチャーもバッターも雨降ってたら滑るし、スリップするし」

―（マネジャーが進言）「雨降ったら閉じられるルールです」
「あ、なってる」

―（七回に披露した本塁への）万波のスローイングは
「まあノーバンでね。良い高さのコントロールショット。あの、思いっきりじゃないからね。あの送球っていうのは。思いっきりの送球は低くなるから。思いっきり放って高く行くと、一番ダメな送球になるから。肩が強い外野手っていうのは、ノーバンで高いボールの時は、もう、ここ（胸）に投げるコントロールショットでね、サードランナーもね、頓宮くんだったんで。走ってこないだろうっていう送球。うん。いや、送球に関しては、俺、あんまりうわー、すごい送球って思ったことはないですよね。誰に対しても。すいません！（笑）。ダイビングキャッチもそう。いやいや、スタート一歩遅いよって思ってしまうから。あまりね、笑顔になれない。 かわいくないね。でも、それぐらいのレベルにね、持っていかせられるっていう。徐々に徐々に段階を踏んで教えていきたいなと。いきなり言ったらね、とんでもないことになってくるから」

―郡司は今までにいないタイプか
「なんかね、カーブをファールにして、次の真っすぐをバチンって捉えるし。 選球眼もね、良いし。きょうなんか思ったんだよね。面白いファウルの打ち方する。なんか八木さんと話してて、ちょっと忘れたんだけど、変わったタイプですよね。もうこれDH、ファーストも練習させながら。難しいですね。でもこれは良い悩みなんでね」

―きょうから一塁練習した
「外野はないっすね。外野はないっすね、外野は僕大事にしてるから」

―キャッチャーは
「あります。キャッチャーは」

―９日に先発する
「あれで初めてのスタメンマスクをかぶらせて、それまでは、まぁでも ちょっと休憩入れてもいいかなっていうところもあります。他の選手もやっぱりいるので」

―9日の試合前に1度マスクかぶらせるか
「ない。ぶっつけで中日コンビで」

―投手が交代したら交代か
「2回ぐらい投げさせたい。2回って決めようかなと思って。先発の楽しさを味わいなさいっていうところで」

―キャッチャーも変わる
「分からん。それは分からん。まぁ、行かせるかな。で、後半になってきたりして足の速いランナーとか出てきた時、あとは全員のピッチャ―を受けてないから、ボールも見てないし。まあでも、グワチョ（マルティネス）もそうでしたからね、もういってくださいって。もう受けてなくてもいけるでしょって。で、成功してるから」

―休み休みでも郡司くんはやっぱり使いたくなるか
「使いたいです。使いたい。きょう7番、ランナーがいての6番、7番どっちにしようかなって考えて、打点を稼がせたいなっていうところで。塁に出てくれるタイプと、かえしてくれるタイプっていうのがあって、今ちょっと分かんないんですけど、かえせるタイプの一人かなって。塁にも出られるしね。ここでまたホームランとか出てくると、おかしくなってくるから、このままでいいかなって」

―まだプロで本塁打を記録していない
「もうもうホームランよく出るんすよ、これ。特に福岡とか行くと狭いし。大きくなってそれが崩れていくのはあんまり良くないんで」

―清宮は
「狙わなくていいって。きょうも狙ったホームランじゃないですから。パチンって捉えて乗せていく。 それさえ集中してたら大丈夫です。きょう3本打ったでしょ。きょうの3本より、1本の進塁打の方が。僕は査定ではプラスつけますからね。ある意味ホームランと同じぐらいの価値はあるっていう。まぁ、僕だけじゃないんですけどね。つけるの。送りバントにしても、ダブルスチールにしても、いろいろなスクイズにしても、そこまで打てるチームじゃないんで、まだ。そういうところでの評価は高くしてもらって。これが大事なんだっていうことを分からせるのが、まだ先かなっていうところで」

―清宮は期待できる
「そんな打ってないじゃないですか。今まで。そない求めすぎ。淺間くんにしても清宮くんにしても、帰ってきたら固まるって。いやいや、そりゃもう4、5年バリバリの成績残してて待ち望むなら分かるけど、まだまだ。去年ちょっと出ただけじゃないですか。そんな期待しちゃダメですよ。今年ね、25、6本打ったら、来年けがした時に、あー戻ってきてほしいなっていう選手のレベルまでいくかなっていうところですね。全員ないっす、今は」

―清宮の守備はどう評価するか
「ある意味、堂々としてますよね。セカンドでもいけるんじゃない。やってみてないから分からんけど。うまくなってるっていうか。やっぱ慣れでしょうね。使っていって慣れで自分の感覚っていうのをつかみ始めて余裕につながっていくプレーができてるんじゃないかなと思いますけどね」

―去年はぎこちなかった
「でもあと胃腸を壊したら、多分エラーし出すから。 胃腸の問題ですよ、彼は。胃腸おかしいと思ったらすぐ代えます」

―食べ過ぎってことですね
「分からない。ぼーっとし始めるから。胃腸おかしくなったら。その辺は気をつけながら見ときます。オッケー」