伊藤大海 7月4日ソフトバンク戦に先発「近藤さんとの直接対決よりも前後を大事に」
4月は0勝3敗も徐々に復調 前回登板の西武戦は7回1失点で4勝目
日本ハムの伊藤大海投手(25)が、きょう4日にペイペイドームで行われるソフトバンク戦に先発する。シーズン開幕後の4月は0勝3敗と苦しんだが、気温と共にパフォーマンスも上昇。前回登板の6月27日・西武戦では、7回1失点の好投で今季4勝目をマークした。自身3連勝を懸けて臨む一戦へ向け、2日はブルペンで調整。「ストレートを多めにバランス良く投げることができた」と感触は良好だ。
首位ソフトバンクとは10ゲーム差
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
首位を走る若鷹軍団とのゲーム差は「10」。巨大戦力に立ち向かう背番号17は、「どの打者を見ても調子がいい。周東さんが、すごく塁に出て良い走塁が目立っている。そこをしっかり抑えて、なるべく上位に回る前に走者を出さないようにしたい」と、最大級の警戒を払った。
元日本ハムの近藤はキャリア最多12本塁打
昨季まで日本ハムに在籍した近藤が加わったことで、強力打線はさらに厚みを増している。球界屈指のバットマンは今季、すでにキャリア最多の12本塁打をマーク。巧打とパワーを兼ね備えた打撃は、脅威そのものだ。伊藤は「状況に応じて長打なのか、軽打なのかっていうのをできるバッター。近藤さんとの直接対決よりも前後をすごく大事にしたい」。打線のつながりを断ち切り、キーマンに決定的な仕事をさせないつもりだ。
シーズンの落り返し地点を通過し、勝敗の持つ意味は段々と重みを増してくる。これ以上、上位チームに離されるわけにはいかない。道産子右腕が快投を披露し、遠ざかる鷹の勢いを止める。