スピードスター五十幡 1軍昇格即ヒット 新庄監督のハッパに応えた
■パ・リーグ12回戦 日本ハム10-3ソフトバンク(7月4日、ペイペイドーム)
およそ2カ月ぶりの1軍 「貢献するしかない」
左太もも裏の肉離れで戦列を離れていた日本ハムの五十幡亮汰外野手(24)が4日、ペイペイドームで行われたソフトバンク戦に合わせて出場選手登録された。およそ2カ月ぶりに1軍復帰し「呼んでもらった以上、貢献するしかないので、一試合一試合、自分の仕事ができるように準備を大切にしていきたい」と意気込んだ。
今季は5月7日に登録を抹消されるまで、27試合に出場し、打率・278、10盗塁をマーク。1軍戦力として機能し、レギュラー定着へ、前進していた。
待ち望んでいた新庄監督からハッパ
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負傷後は鎌ケ谷で治療、リハビリを進めてきた。バットを振れない時期も、マシンの球でタイミングを取るなど、打撃の感覚を忘れないように工夫。6月24日の2軍戦で実戦復帰し、患部の状態を確認しながら4試合をこなしてきた。
1軍に合流すると、新庄監督から「次に(けがを)やったら(1軍に)上げないからな」とハッパをかけられたそう。球界トップクラスの走力を持つ五十幡は「しっかり自分の出力をコントロールしていきたい」と肝に銘じていた。
復帰即ヒットも浮かれず 「継続してやっていく」
そして即、結果で示して見せた。五回裏の守備から途中出場。8ー0の七回無死一塁で迎えた第1打席で、いきなり右前打を放ってチャンスを拡大させた。その後、伏見に2点二塁打が飛び出し、ホームに生還した。
試合後、五十幡は「どんどん思い切っていこうと決めていた。点差も開いていましたし、積極的に」と振り返った。今後に向けては「まあ、まだ(復帰して)2打席だけなので。しっかりシーズンを戦う中で、良かったなと思えるように継続してやっていきたい」と気を引き締めた。