■パ・リーグ１２回戦　日本ハム１０ー３ソフトバンク（７月４日、ペイペイドーム）

―野村を４番に起用した　
「野村くんより、もう僕の方がホッとしてうれしいですよ。今日ね、結果を恐れずに全く考えずに打席でゆったり感…ゆったりしたところを見せてくれということは伝えて。良い感じに打ったよね。あのゆったり感があるから…スライダーを間が取れて捉えられた。うれしかったですね」

―郡司の一発に驚きは
「いや、あるよ。あるある。いや～本当にどんだけ打つんやろ。右ピッチャーと左ピッチャーと。ピッチャーの相性とか関係なさそうな気がするんですけど、まあちょっとね、いろんなコーチと相談しながら（５日の起用は決める）。僕はこう思うんですけど、どうですか？と伝えて、一致した時にハマってくると思う」

―故障明けの五十幡にも安打が出た
「打った。でもね、足の方が（課題）。この１カ月は８０％以上で走ったら、もう使わないよと。うん。もう何回も何回も同じことしていたら、こっちも歯がゆくなるし、もうとにかく１カ月８０％で。今日もライト前に打って全力では走らなかったし、途中で（守備位置を）センターからライトにしたのは、全部カバーリングに行くからセンターは。ライトだったら右方向だけのカバーリングで済む。でも、今日はあんだけ点数が（五回までに）６点入って、伊藤くんのファーストへのカバーリング（を怠った場面）。ああいうちょっと気の抜いたプレーをしていたら、本当に強いチームからは遠ざかっていくから、あれはちょっとショックでしたね」

―無失点で切り抜けたが
「みんなが一生懸命守っているしね。６点取って…今日は伊藤くんでしたけど、伊藤くん以外の選手も打席と一緒の気持ちで守ってもらわないと。（試合時間は）３時間じゃないですか。集中してね。全員で野球をやっているので」

―明日の４番は

「いや～４番に３人ぐらい入れたいですけど。グワチョ（マルティネス）もいいしね～。マンチュウ（万波）もいいし、ジェイ（野村）も打ったし、幸太郎も打ったし」

―郡司も
「そうかそうか！　いや～ひと昔前の巨人打線だね」

―監督が理想とする４番像は
「うちの場合は長打もあって勝負強くてチームのために犠牲になってくれる４番バッターが理想ですね。あとは、欲を言えば、四球を取って５番につなげる。５番バッターが大事な打線はすごく憧れますね」

―郡司は環境変わってこれだけ打つ
「うちに来た選手というのは使ってみて判断する。まあ３０打席ぐらいは与えて、ちょっと見てみないと。結果どうこうじゃなくて。こういう感じだったら、ああ大丈夫という判断は僕はすごく見ている。まあ、まだ研究もされていないですしね。これから、いろんな打席を相手に見られて研究されて。その辺はキャッチャーだからね、自分でもうまいこと研究されることが分かっていても対応してくれると思うので」

―オールスター明けには４番を決めたいか
「うん。決めたいと思う。今でもできるんですよ、固定しようと思ったら。やっぱりこの世界というのは、レギュラーを固定しないと強いチームに、勝ち続けるチームができていかない。それが勝負ですね。みんなが勝負ですね。ちょっとキャッチャーは別ですけど。ＤＨの相性も考えながらですね」