ファイターズ
2021/10/22 15:31

ドラ7松浦 故郷で躍動誓う「愛される選手に」

愛される選手に―。北海道で育ったドラ7左腕・松浦がプロへの一歩を踏み出す(撮影・近藤裕介)

 指名あいさつ

 プロ野球ドラフト会議で日本ハムから7位指名された松浦慶斗投手(18、旭明星中出)=大阪桐蔭高=が21日、同校で指名あいさつを受け「愛される選手になること」を目標に掲げた。また、同8位指名の北山亘基投手(22)=京都産業大=も同日、同校で指名あいさつを受けた。

 旭川育ちの大型左腕・松浦が、北の大地に帰ってくる。大渕スカウト部長、担当の林スカウトから指名あいさつを受け、「競争が激しい世界だと話していただいた。より一層、1年目からやってやるという気持ちが高まりました」と決意を新たにした。
 斎藤、松坂(西武)の引退試合に感動し、プロでの理想が明確になった。「最後にすごい応援の中で投げて、すごくかっこいい姿が見られた。尊敬しますし、自分もそういう選手になりたいと思いました」。目指すのは2人のような、多くのファンに愛される選手だ。
 ドラフト1位の達、同5位・畔柳とは同じ投手で同学年だが、なれ合うつもりはない。「順位も2人の方が上ですし、しっかりライバル心を持ってやっていけたら」と闘志を燃やした。達が立候補している新球場の開幕投手も「記録に残ると思うので、そこをしっかり狙って行きたい」と負けずに意欲を見せた。
 大渕スカウト部長は「体の大きさ、骨格の良さ、筋肉の付き方、そういうものが非常にいい」と潜在能力を高評価。186センチ、95キロの体には、無限の可能性が詰まっている。(近藤裕介)

■プロフィール

松浦 慶斗(まつうら・けいと) 2003年7月1日、宮城・石巻市生まれ。左投げ左打ち。旭川新富小6年時にファイターズジュニアに選出。旭明星中3年時に旭川大雪ボーイズで全国8強。進学した大阪桐蔭高では1年秋に背番号15でベンチ入り。2年時に150キロをマーク。母方のいとこにソフトバンクの古谷優人投手。186センチ、95キロ。家族は両親と兄。

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