札幌MF荒野 憧れたイニエスタとの戦いを糧に 次節アウェー福岡戦は勝ち切る
■7月5日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
福岡との前回対戦は2点差を追いつかれドロー
北海道コンサドーレ札幌のMF荒野拓馬(30)が次節アウェー福岡戦(8日、ベススタ)に向け、2点差を追いつかれた前回対戦の反省を生かして次はしっかりと勝ち切ることを誓った。
前回対戦は前半5分に荒野が先制ゴールをゲット。同13分にはMF浅野雄也(26)が追加点を決め、札幌が早々に2点をリードするという有利な展開に持ち込んだが、後半に入って6分、13分と立て続けに失点し、2-2のドローとなった。攻守のバランスを取るボランチの荒野にとっては「もったいなかった。自分たちで勝ちゲームを落としたという印象もありますし、もうちょっとうまくゲームコントロールできた」と悔しさの残る試合を反省した。
「世界的プレーヤーとサッカーができたという喜びは素直に感じた」
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MFアンドレス・イニエスタ(39)が日本ラストゲームとなった前節のアウェー神戸戦(1△1)でフル出場した。荒野は「歴代NO.1だと思うJリーガー」「一緒にプレーしてみたい選手」としてイニエスタの名前を挙げており、「(試合が)できたというのはすごくうれしい。世界的プレーヤーとサッカーができたという喜びは素直に感じました」。憧れの存在との戦いを糧に、サッカー選手としてさらにレベルアップしていくという気持ちを新たにした。
福岡は連日30度超えの猛暑 さらに試合日は雨予報
試合が行われる福岡市は最高気温30度を超える日が続いている。さらに8日は雨予報のため湿度が高いことが予想され、札幌にとっては非常に難しいコンディションとなる。「福岡にとっては有利なゲームになると思いますが、自分たちはそこをしっかりと跳ね返せるようにやっていきたい」と厳しい条件に耐え抜き、気持ちで負けないよう活路を見いだすつもりだ。
福岡の主将は同期の元札幌DF奈良竜樹
福岡は前節、札幌が1-4で敗れたC大阪に対して1-0完封勝利と、敵地で手堅く守って勝ち点3を手に入れた。「難しいゲームになると思いますし、自分たちも負けないようにしたい。しっかりと点を取れれば勝てると思うので頑張りたい」。札幌U-18で同期のDF奈良竜樹(29)が主将を務める福岡。その守備網を切り裂き、自らの福岡戦2試合連続ゴールも視野に入れる。次こそしっかりと同期に打ち勝ち、リーグ戦4試合ぶりの勝利をつかみ取る。