菊地トップ、小祝2打差3位タイ 初日から道産子デッドヒート【女子ゴルフ・ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ】
■ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ1日目
▽予選ラウンド第1日(7月6日、札幌・真駒内カントリークラブ空沼コース、6611ヤード、パー72)
菊地5アンダー、小祝3アンダー
新規トーナメントが開幕しプロアマ120人が出場した。北海道関係では主催者推薦を含むプロ9人、アマチュア3人の12人。ホステスプロの菊地絵理香(34、ミネベアミツミ)が18番で今季初イーグルを奪い、3バーディー、ノーボギーの5アンダーで単独首位発進。同じ組で回った小祝さくら(25、ニトリ)も後半にスコアを3アンダーまで伸ばし3位タイでホールアウトした。2人合わせてツアー13勝の道産子コンビがそろって好発進だ。
昨年、道産子24年ぶりの地元V達成
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細かい雨に加え、瞬間最大風速15.9メートルを記録する悪天候の午前組。2022年7月の大東建託・いい部屋ネットレディスで、道産子24年ぶりの地元Vを成し遂げた菊地が、今年も初日からギャラリーを沸かせた。
18番パー4の第2打を直接カップイン
3アンダーで迎えた前半最後の18番。打ち上げ425ヤードのパー4。残り195ヤードの第2打は、花道でバウンドするとグリーンに駆け上がりピンを直撃。そのままカップに吸い込まれた。「ギャラリーの方の『入った!』という声で気づきました」。キャディや同伴者とハイタッチ。「すごくいいショット。18番は自分の中で3本の指に入る難易度のあるホール。ティーショットをフェアウエーに置けたのが良かった。(グリーンに)乗せてパーでホールアウトできればいいと思っていたのでラッキーです」。この日、18番でイーグルを奪ったのは菊地ただ1人。18ホール中、一番の難易度となったホールで運を引き寄せ、後半戦もスコアを一度も落とすことなく切り抜けた。
菊地「あまり欲を出さずに目の前のやりたい一打に集中」
今季、首位発進は5月のリゾートトラストレディスに続き2度目。ホステスプロとして迎える2日目は「もちろん緊張はしていますが、スタートしてしまえば一緒なのでマイナスな面は考えず、いい意味であまり欲を出さずに目の前のやりたい一打に集中すれば結果が付いてくると言い聞かせています」。ベテランショットメーカーがさらに本領を発揮する。
小祝は後半4バーディーで猛追「自分もついていかなきゃ」
前半に伸ばした菊地に対し、後半戦は小祝がコース脇のファンを湧かせた。9連続パーで迎えた後半スタートホールの1番でボギーが先行したが、3番、4番で連続バーディーでアンダーパーグループに。さらに6番、9番と後半だけで4バーディー。終わってみれば、首位の菊地に2打差の3アンダー3位タイ。「すごくリズムも良くて(菊地)絵理香さんも前半すごく伸ばしたりナイスプレーをしていて、自分もついていかなきゃという感じでした。引っ張ってくれるようなプレーでした」と先輩プロに感謝した。
7日も道産子3人同組でラウンド
さらに同じ組の道産子、宮澤美咲(20、HESTA大倉)も2アンダーの6位タイと奮闘。同じメンバーでラウンドする7日へ「北海道3人でプレー出来て、また明日もみんなでスコアを伸ばせるように頑張りたい」と、地元ファンの視線を釘付けにする。