■全国高校野球選手権南北海道大会組み合わせ抽選会（７月６日、エスコンフィールド北海道）

　まさかの大役が巡ってきた。全国高校野球選手権南北海道大会の組み合わせ抽選会が６日、日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」で行われ、開会式（１５日、札幌円山球場）の選手宣誓は札幌北の西里悠陽主将（３年）に決まった。

コロナの中で支えてくれた学校関係者、保護者に思いを

　引いたくじには「１」の数字が書いてあった。「まさか自分が引くとは思っていなかったので、率直にびっくりしました。最後の夏なので、できることがうれしい。考えてきたことをしっかり選手宣誓できるように準備したい」と力を込めた。コロナ禍を経験しながら最後の夏を迎えている。「コロナの中でなかなか思うような野球を見せられなかった。学校の関係者も保護者も日頃から支えてくれているので、その感謝の気持ちを話したい」と周囲への思いを宣誓文に込める。

１回戦は札幌第一「少ないチャンスをモノにしたい」

　１回戦は札幌第一との対戦が決まった。「相手が強いのはわかっていること。自分たちのやるべきことだけをしっかりやって、チーム全員で協力してまずは目の前の試合を頑張りたい」。札幌支部予選は鍛えた打撃で打ち勝ってきた。南北海道大会でもスタイルを変えるつもりはない。「数少ないとは思いますけどチャンスが回ってくると思うので、その少ないチャンスをモノにしたい」と虎視眈々と金星を狙う。