浅間 代打で意地のオスナ撃ち 「簡単に終わらないことが大事」
■パ・リーグ14回戦 日本ハム3ー4ソフトバンク(7月6日、ペイペイドーム)
球界屈指のクローザーから二塁打 敗戦も納得の一打
ただでは終わらない。日本ハムの浅間大基外野手(27)が6日、ペイペイドームで行われたソフトバンク戦の九回に代打で登場し、球界屈指のクローザー・オスナ投手(28)から右中間を破る二塁打を放った。逆転はかなわなかったが、追い詰めたことに意味があり「簡単に終わらないことがいつも大事。次につながる1本になったのかなと思います」と実感を込めた。
試合前時点で、25試合に登板し、自責点はわずかに1。防御率0・36だった超難敵のオスナに食らいついた。厳しいコースのスライダー、直球をしぶとくファウルにして、カウント1―2。5球目の外寄り直球を捉えた。
シンプル思考で打席へ 「前に飛ばそうぐらいの感じ」
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きれいなヒットを打とうとは、思っていなかった。「とりあえず、前に飛ばそうぐらいの感じでしたね。それはもう、スーパーピッチャーなので。頭の中ではいろいろ整理しながら狙い球を絞っていましたけど。追い込まれてから、うまく打てたと思います」。粘って、1本出れば同点の場面を演出した。
悔しいスタメン落ち 準備怠らず示した結果
1軍に昇格してきた6月30日のオリックス戦(エスコン)から5日のソフトバンク戦(ペイペイ)まで5試合連続でスタメン出場していた。この日は、ベンチスタート。悔しさはあったが「4日の内容がひどかったので、和田さんに対して。ある程度、仕方ない」と客観的に自己分析していた。
終盤の代打も心と体の準備はできていた。「出たらしっかり貢献する、という気持ちで練習からやっていた。その姿勢はつながったのかなと思います」。昇格後の打撃成績は20打数6安打の打率・300。遅れてきた背番号8は、故障に泣いたシーズン前半の分まで、大暴れする。