札幌MF駒井「どんどん(連係が)良くなってきている」 新トライアングルで福岡の堅守崩す
■7月7日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
3試合連続1得点のみ
北海道コンサドーレ札幌の前線トライアングルの一角を形成するMF駒井善成(31)が、新パートナーとともにここ3試合追加点が取れない状況を打破する。
鳥栖戦の1点と神戸戦の1点は内容が違う
6月3日柏戦(三協F柏、5〇4)で5得点をマークし大乱打戦を制した札幌。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)が標榜する超攻撃的サッカーを体現し続けてきた今季だったが、その柏戦以降札幌は3試合連続で1得点にとどまっている。この状況を駒井は「チャンスが無い中での1点とチャンスをつくった中での1点は自分の中では意味合いが違う。鳥栖戦の1点はチャンスがあまり無かった中での1点だったので、もうちょっと攻撃の形をしっかり見つめ直さないといけないなと思いましたけど、神戸戦の1点は数多くのチャンスをこちらがつくりながら1点しか取れなかったので、そんなに悲観はしていないです。ポジティブなところもいっぱいあったので、次は2点、3点と取れたらいい」と、同じ1得点であっても内容が違うと強調する
「チェックも札幌のサッカーに慣れてきた」
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駒井が現状をポジティブに捉える理由の一つに、鳥栖戦途中から前線でのコンビを組むMFスパチョーク(25)との連係向上を実感してきたことを挙げる。「最初の鳥栖戦からC大阪、神戸と3試合やってきましたけど、だんだん良くなってきているなと思います。チェック(スパチョークの愛称)も札幌のサッカーに慣れて、実際に組んで多くの時間をこなすことでどんどん良くなってきているので、手応え的にはいい感じだなと思っています」。そのスパチョークは前節の神戸戦(ノエスタ、1△1)で今季2得点目となる先制点をゲット。MF浅野雄也(26)も合わせた新トライアングルがさらなる力を発揮できるようになれば、札幌の破壊力満点の攻撃力が戻ってくるはずだ。
福岡守備網を切り裂くイメージはできている
福岡の守備網を切り裂くイメージはできている。「相手ゴール前は堅いので、前線のハイプレスからのショートカウンターであったり、ペナルティーエリアの中か、進入する前での崩しであったりとかがすごく大事になってくるかな。単純にクロスを上げてもはね返されるので、一工夫を入れて得点を取れたらいい」。
駒井のタクトで4試合ぶり勝ち点3ゲットだ
現在勝ち点27の8位。上位陣に食らいついていくためにも必要となるのが柏戦以来の勝利だ。「全力でしっかり勝利に向かって戦う姿勢を出して勝ち点3を取っていかないといけないので、強い気持ちを持って臨んでいきたい」。駒井のタクトで躍動する札幌の攻撃が福岡守備陣を粉砕し4試合ぶりの勝利をつかみ取る。