道産子3人娘がトップ3独占 首位菊地を1差で追う小祝&宮澤【女子ゴルフ・ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ】
■ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ2日目
▽予選ラウンド最終日(7月7日、札幌・真駒内カントリークラブ空沼コース、6611ヤード、パー72)
道産子3人の決勝R最終組は2002年以降初
同じ組で回った苫小牧市出身の菊地絵理香(34、ミネベアミツミ)が単独首位を守り、北広島市出身の小祝さくら(25、ニトリ)と千歳市出身の宮澤美咲(20、HESTA大倉)が2位タイでトップ3を独占した。これにより8日の決勝ラウンドも同じメンバーで回ることが決定。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)によると、データを取り始めた2002年以降、決勝ラウンドで北海道出身者3人が最終組になったのは初めて。
今大会の話題のペアリングが最終組でV争い
初日から話題を呼んだペアリングが、順位による組み合わせになる決勝ラウンドでも三度顔をそろえることになった。プロ7年目の小祝は「3人全く一緒で3日目は初めて。明日も同じ組でプレー出来てすごくうれしいし、北海道の地元勢3人でプレーしているので盛り上げられるように頑張りたい」と快進撃の継続を誓った。
1番パー4からギャラリーを沸かせた。まず宮澤が第2打をピン右3メートルに付けると、続く小祝が2メートル、最後に打った菊地が1メートルと、次々にピンを刺してくる正確無比なショットの連続。スタートからハイレベルな3人の共演が予選ラウンド道産子トップ3独占への序章となった。
後半の追い上げで首位に迫る小祝
菊地が前半に2つスコアを伸ばす中、前半2バーディー、2ボギーのイーブンパーで4差をつけられた小祝。「(パットを)全部引っかけていて、ショットも少し引っかけていました。手が強くなっちゃってるのかなと思って、身体全体で打つような意識で」と、すぐに修正した。すると、11番パー5で9メートルのバーディーパットを決め、そこから一気に4連続とエンジン全開。「後半はパターが良くなったおかげで4アンダーがとれたかな」と、最終的に首位・菊地に1差まで追い上げホールアウトした。
自身初の地元Vに猛チャージ
ツアー8勝を誇る小祝だが、北海道内の試合は2020年のニトリレディス2位(小樽カントリー俱楽部)が最高で、地元Vはまだ達成できていない。23年は4試合が予定されておりチャンスは十分ある。「地元4試合はいつもと違った気持ちで優勝したい気持ちが強い」。残り2日、チャージをかけ続け、22年の菊地に続く、史上3人目の地元Vを成し遂げる。