トレード加入の山本拓実 9日のロッテ戦に先発登板 新庄監督公言通り
ともに移籍の郡司とバッテリー 真っ向勝負を宣言
日本ハムの山本拓実投手(23)が、9日に行われるロッテ戦で移籍後初の先発マウンドに上がる。同じく中日から移籍してきた郡司裕也捕手(25)とコンビを組む予定で「自分の良いところは投げっぷり。そこを出していきたいと思っている。郡司さんともそういう話をしています」と真っ向勝負を誓った。
登板前日の8日は、ブルペンで27球を投げて最終調整を行った。「(投手コーチの)建山さんに打席に立ってもらって、全球種を投げて感覚を確認しました。力はそんなに入れずバランスを確認しながら、あした100%でいけるようにと思って投げました」と表情を引き締めた。
移籍後2試合に登板 トータル3回を無失点
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新庄監督は右腕に2、3イニングを託す見込み。オープナー的な役割を期待される山本拓はスタミナ面を気にせず、初回から全力でアクセルを踏み込むつもりだ。「ある程度『これぐらい』っていうのは言われている。自分としては本当に1イニング、一人一人、バッターを抑えていくだけだと思う。あまり何回とかは考えずに思い切っていきます」と力を込めた。
移籍後は中継ぎで2試合に登板し、計3イニングを無失点。プロ野球人生の転機をチャンスに変えている。新たな職場となるエスコンフィールド北海道での登板へ向け「何度来てもすごい球場。新天地ということで気持ちはすごく晴れやか。やってやろうという気持ちです」。魂を込めた投球で、北の大地に爽やかな風を吹き込む。