コンサドーレ
2023/07/09 00:25

札幌MF宮澤主将「リスクある選択をしてしまった」 PK失敗から悪夢の3分間で逆転負け

後半18分、MF金子(手前中央)がPKを外し顔を覆う(撮影・舘山国敏)

■J1第20節 福岡2-1札幌(7月8日、福岡・ベスト電器スタジアム)

今季3度のPK全て決めてきた金子がまさかのポスト

 後半途中から激しさを増した雨に洗い流されたかのように、掴みかけていた白星がすり抜けていった。北海道コンサドーレ札幌は1点リードの後半18分、ペナルティーエリア内でMF駒井善成(31)が倒されたプレーにVARが介入し、PKが与えられた。福岡を突き放して勝ち点3に近づく大きなチャンスでキッカーを務めたのは、今季ここまで3度のPKの場面で全てゴールネットを揺らしてきたMF金子拓郎(25)だ。しかし、左足から放たれたボールは左ゴールポストを叩いてしまった。試合後、金子は悔しさを噛み締めながら「自分がPKを決めていれば勝てた試合」と言葉を絞り出した。
 

後半18分、PKがポストに弾かれたMF金子(手前中央)


直後の後半21分、24分に連続失点

 このプレーを境に、試合の流れが一気に福岡へと傾いた。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)が「PKを外したことによって、選手たちに心理的な動揺があった」と振り返ったように、直後の同21分にFWウェリントン(35)に同点ゴールを決められると、同24分にはDF湯澤聖人(29)にも決められた。わずか3分間で起きた逆転劇。前回対戦(札幌ドーム、2△2)でも7分間に連続失点してドローに持ち込まれたが、敵地での再戦でまたしても急所を突かれてしまった。

宮澤主将「自分たちが突き放すチャンスもあった試合」

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