■ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ最終日
▽決勝ラウンド最終日（７月９日、札幌・真駒内カントリークラブ空沼コース、６６１１ヤード、パー７２）

　ツアー初優勝のかかった千歳市出身の宮澤美咲（２０、ＨＥＳＴＡ大倉）は自己最上位の５位タイフィニッシュ。優勝は逃がしたが２１年と２２年にプロテストに合格し、未勝利選手の最上位に送られる「ベストルーキー賞」を受賞した。

４日間、地元の先輩と同組でラウンドし成長

　若干ハタチの宮澤が、全国にその名を売った。最終日は３ボギーとスコアを落とした。それでも小祝さくら（２５、ニトリ）、菊地絵理香（３４、ミネベアミツミ）ら地元の先輩シード選手に最後まで食らいついていった。「最終日に落としてしまったのは悔しいんですが、北海道で初めてのベスト１０入りはとても思い出になります」。４日間、優勝争いを繰り広げ笑顔が弾けた。

自己最上位達成、次の目標を優勝に上方修正

　この経験を無駄にしない。２３年からレギュラーツアーに本格参戦。１９試合に出場し予選落ち６度。目標としていたトップ１０入りをクリアしたため、上方修正する。「今回の結果で少し自分に自信がついたので、これからも残りの試合がたくさんありますし、初優勝を目指して頑張っていきたい」。一発屋では終わらない。１日でも早く再び優勝戦線に顔を出す。