「後半戦につながるような投球内容で終われたら」

　日本ハムの伊藤大海投手（２５）が１２日、エスコンフィールド北海道で行われる楽天戦に先発する。自身３連勝中の道産子右腕は、前半戦最後の登板に向けて「最初と最後はすごく大事だと思うので、そこはしっかり意識して。後半戦につながるような投球内容で終われたら」と表情を引き締めた。

左打者にはスプリットを有効活用

　好調な楽天打線について「１～９番まで、すごく積極的に振ってくるイメージ」と警戒。主力に左打者が多く、最近手応えを得ているスプリットが有効になりそうだ。１０日に行ったブルペンでの投球練習でも入念にチェックし、「引き続きいい感じで投げられている。いい左打者が多いので、うまく使えたらなと思います」。

　宝刀スライダーに加え、スプリットの精度が上がったことにより、投球の幅は広がっている。「落ちか曲がるかの二択と、真っすぐもあるので、多少バッターに考えさせる投球はできているかなと思います」とうなずいた。

前回登板は今季最多１２９球を投げ、中７日のマウンド

　５勝目を挙げた前回４日のソフトバンク（ペイペイドーム）戦は、今季最多１２９球の熱投。疲労を考慮され、登板間隔中７日でのマウンドとなる。「しっかり準備が出来ているし、しっかり休養も取れている。いろんなことが、かみ合ってきている」と表情は明るい。勢いそのままに、前半戦ラスト登板を白星で飾る。