札幌GK大谷 故郷の母からのエールを力にゴールマウス守り抜く 12日天皇杯V大分戦
■7月11日、熊本県・大津町運動公園球技場
V大分戦先発メンバー入り有力
12日に行われる天皇杯3回戦ヴェルスパ大分戦(レゾド、19時キックオフ)で、北海道コンサドーレ札幌GK大谷幸輝(34)が先発メンバー入りすることが有力となった。大谷は今季ここまでルヴァン杯3試合に出場。4月19日鳥栖戦(札幌ドーム、4〇1)以来約3カ月ぶりの公式戦出場に向けて「もちろん内容もありますけど、一発勝負なのでしっかり勝って次に行けるようにしたいです」と意気込みを口にする。
過去2年は3回戦止まり
札幌は過去2年の天皇杯でいずれも3回戦敗退の憂き目に遭っている。昨年の3回戦甲府戦(JITス、1●2)でゴールマウスを守っていた大谷も雪辱を果たして壁を突き破りたいと強い思いを抱いている。
「昨日母ちゃんに会いました」
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前日10日から2日間行われた熊本ミニキャンプ。熊本県出身の大谷は3月上旬まで行われた長期キャンプ以来の故郷での練習を終え、「この時期に帰ってくるのは久しぶりなんですけど、暑いっすね」と30度超えに少々げんなり気味。だが「昨日母ちゃんに会いました」と、久しぶりに母のエールを受け大事な一戦に臨む。
ルヴァン杯は3試合出場し勝ち点4
ルヴァン杯では大谷の出場試合で勝ち点4を積み重ねてチームのプライムステージ進出に貢献した。天皇杯の舞台でもやるべき仕事は変わらない。「次のステージに行けるように明日出るメンバーでしっかり勝てるように頑張りたいです」。チームが今季の目標に掲げるタイトル獲得。その夢を今度こそ3回戦で途切れさせず4回戦へつなげていくため、背番号48が札幌のゴール前に立ちはだかる。