松本剛 チャンス演出ムービーに応えて2打席連続タイムリー
■パ・リーグ13回戦 楽天3-2日本ハム(7月11日、エスコンフィールド北海道)
田中将から三回、五回に連続適時打
日本ハム・松本剛外野手(29)が11日、楽天戦(エスコンフィールド北海道)に「3番・左翼」で先発出場。チームは逆転負けで5連敗を喫したが、昨季のリーディングヒッターが2安打2打点とハッスルした。
一回1死二塁で迎えた第1打席は、先制機で遊ゴロに倒れていた。再び巡ってきた三回1死一、二塁とチャンスでの打席。「何とか1本という思いで」と、相手先発・田中将の変化球を捉え、左前へ運んだ。
1-3と逆転された五回も2死二塁から田中将のストレートをはじき返し、2打席連続のタイムリーをマーク。「追い込まれていたので、食らいついていって良い結果になりました」と意地を見せた。
6月末から始まったチャンス時の特別映像で発奮
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期待に応えたかった。6月30日のオリックス戦から、松本剛がチャンスで打席に入ると、エスコンフィールド北海道の大型ビジョンに特別映像が流れるようになった。この日から万波バージョンが初お披露目され、「万波のかっこよさ半端ない。あれは、話題になるんじゃないですか」とニンマリ。「あれだけ良い演出をしてくれて、すごくうれしい。いっぱい流してもらえるように、チームとしてチャンスをたくさんつくって、流れたときは何でもいいのでヒットが出るように頑張りたい」と意気込む。
「どんな勝ち方でもいいので、勝ちたい」
試合中のコメントでは「泥臭く勝ちます!」と発した。「この数試合、良い試合していますけど勝ち切れていない。どんなヒットでもいいし、どんな勝ち方でもいいので、勝ちたいという思いがありました」と熱い思いを明かす。
「ずっと2点しか取れていないので、それはピッチャーがきつい。少しでも野手が頑張って、たくさん点を取れるようにしたいです」。連敗ストップへ、選手会長は真っすぐ前を向いていた。