ファイターズ
2023/07/13 00:45

伊藤大海 2年ぶり2桁奪三振も一発に泣く 建山コーチ「八回はこれからの大きな課題」

八回途中でマウンドを降りる伊藤(左から2人目)(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ14回戦 楽天4-3日本ハム(7月12日、エスコンフィールド北海道)

八回、浅村に勝ち越し2ラン浴びて5敗目

 自身3連勝中の右腕でも、連敗を止められなかった。日本ハムの伊藤大海投手(25)が12日、楽天戦(エスコンフィールド北海道)に先発し、八回途中8安打4失点。今季初の2桁奪三振を達成したが、5敗目を喫した。

 この日の116球目だった。2-2と同点に追いてもらった直後、八回1死二塁。カウント2-2から浅村に投じたカットボールは、無情にも右中間スタンドへ吸い込まれた。

建山投手コーチ「彼自身が成長するなら、あそこを乗り越えないといけない」

 志願の続投だった。七回を終え、球数は101球に達していた。八回もマウンドに上がり「僕が行きたいと言ったので、建山さんも(新庄)監督も責めないでください。(体力的には)特に問題無かったです」と説明。建山投手コーチは「彼自身が成長するなら、あそこを乗り越えないといけない。彼にとって八回はこれからの大きな課題じゃないですかね」と大きな期待を寄せた。

 前半戦最後の登板を白星で飾ることはできなかったが、調子は良かった。伊藤が振り返ったのは1-1の五回、2死二塁から村林に勝ち越しの左翼線適時打を浴びた場面だ。1ボールから132キロスライダーを捉えられ「調子が良いゆえの選択ミスだったので、そういうところの集中力がもったいなかった」と反省した。

スライダーとは逆の軌道のスプリットで三振の山

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