ファイターズ
2023/07/13 18:50

《鶴岡慎也のツルのひと声》野村監督の名言が浮かぶ敗戦。野球は甘くない

■パ・リーグ15回戦 楽天3ー2日本ハム(7月13日、エスコンフィールド北海道)

負けるべくして負けている 痛かった五十幡の走塁

 勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。野村監督の名言が頭に浮かんだ。チームはこれで7連敗を喫した。そのうち実に6試合が1点差。なぜ1点差で勝てないのか。そういう声が聞こえてきそうだが、負けるべくして負けている。

 この試合ならば、九回のチャンス。無死一、二塁での右飛で、一走の五十幡がタッチアップを試み、アウトとなった。1点ビハインドの九回。失敗は許されない。走者の五十幡には相手守備が見えている。途中、止まるという選択肢もあった。

七回にも出たミス データは頭に入っていたはず

 積極的な走塁ではない。凡ミスだ。足の速さと肩の強さは誰もが認めるところ。野球脳、野球勘を高めていってもらいたい。

 マルティネスのけん制死も防げたミスだ。七回1死で右前打を放って出塁したのだが、3番手登板の渡辺翔に、してやられた。けん制が速いというデータは頭に入っていたはず。しかも、アウトになる直前の送球ではギリギリのタイミングでセーフになっていた。警戒を強めなければいけなかった。

すべてがつながっている7連敗 

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