士別翔雲が北大会初勝利でエスコンＦ一番乗り王手

　1日遅れの開幕試合は、士別翔雲が８－１で足寄を七回コールドゲームで下し４度目の挑戦で北大会初勝利を手にした。

　先に試合を動かしたのは士別翔雲。二回、先頭から３本の単打と犠打で１死満塁。ここで９番・佐藤優吾二塁手（３年）が初球スクイズをしっかり決め先制した。先発の大西は決め球のスライーダーを駆使し、５奪三振。三回にも追加点を挙げ序盤の主導権を握った。

　足寄の反撃は２点ビハインドの四回。先頭から２四死球と単打で１死満塁。ここで７番・青木佑介投手（２年）が二ゴロ。併殺崩れの間に三塁走者が生還した。

　続く五回、士別翔雲は先頭が左前打で出塁。犠打エラーで無死一、二塁に好機を広げると暴投で二塁走者が生還。続く４番・須藤伊吹一塁手（３年）の中犠飛で４－１とリードを広げた。さらに六回に２点、七回に２点を奪い試合を決した。

　士別翔雲１３安打に対して足寄は３安打。足寄は六回２死満塁の好機で無得点などが響き、３季通じて初の白星はお預けとなった。

■統合前の士別の出身で２０１３年に監督に就任した渡辺雄介監督（４１）

「コールド勝ちはちょっと想定してなかったんで、我々としては出来すぎぐらいな攻撃でした」