武修館２年連続の８強入り　２年生トルネードサブマリン・俣野が好救援

　終盤に逆転した武修館が２年連続の８強入りを果たした。

　立ち上がりは両チーム点の奪いあいで幕を開けた。先攻の武修館は一回、先頭が死球で出塁し犠打と捕逸で１死三塁と好機を広げ、３番・藤島航大二塁手（３年）の右前打で先制した。

　その裏、すぐに滝川が反撃を開始。先頭が安打で出塁し犠打と単打などで１死二、三塁にすると、４番・山口康輔一塁手（３年）の同点犠飛と５番・岡村尚哉捕手（３年）の三塁強襲安打で逆転に成功した。

　その後は、六回まで両チーム０行進の緊迫したゲーム展開。均衡を破ったのは武修館だった。七回２死から連続四死球で２死一、二塁。途中出場の関口凜武左翼手（１年）の三塁内野安打と送球ミスで２人が生還し、再びゲームの主導権を奪い返した。

　守っては六回から継投した右下手投げの俣野亮介投手（２年）が４回無失点の好救援。最後は３者凡退で締めくくった。

■今年の冬に上手投げから下手投げに転向した俣野亮介投手（２年）

「緊張してあまり良くなかったけど、みんなの声かけでなんとか投げきる、踏ん張ることができました。理想は日本ハムの鈴木健矢投手。もと下から投げたい。次もみんなを信じて、自身を持って投球できれば」