二刀流ルーキー矢沢 MVP弾狙う! フレッシュ球宴へ「良いスイングができたら」
15、16日にイースタン・リーグ道東シリーズ 巨人と2連戦
獲るぞMVP! 日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(22)が14日、釧路で開催された野球教室に参加。地元の少年らと触れ合い、15日から釧路、帯広で行われる2軍巨人戦へ向けて英気を養った。
道東シリーズ後には、球宴に先駆けて行われるフレッシュオールスターゲーム(18日、富山)に出場予定。若手の登竜門と呼ばれる大一番での活躍を誓った。
近づくスター候補たちの祭典 燃える気持ちを胸に出陣
近未来の球界を担う選手たちが一堂に会する舞台。燃えない理由はない。歴代の最優秀選手にはイチローや中田翔、岡本和真らが選出されるなど、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。
ドラ1ルーキーは夏の祭典へ向け「フレッシュはいろいろな選手とやれる良い機会。MVPがあるので良いプレーをして狙っていきたい。一発? そうですね。良いスイングができたらいいなと思います」と豪快なアーチを予告した。
6月上旬に負傷離脱 二刀流復活へ準備着々
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6月上旬に左手小指と右膝の靱帯損傷で1軍から離脱したが、7月2日から実戦に復帰。現状を「徐々にやっていっている段階です。野手として試合に出て、後々ライブBP(実戦形式の投球練習)を重ねて投手の方もやっていきたい」と説明する。二刀流の復活を目指しつつ、まずは打者としてアピールを狙う。
ちびっ子球児と交流 熱心にスイング指導
この日行われた野球教室では、釧路管内の少年野球10チーム、約200人の子どもたちと交流した。素振りの指導を担当し「投手をイメージして大きいスイングをしましょう!」と丁寧にアドバイスを送った。自らも少年時代は野球教室に参加。プロ野球選手と直接、触れ合った経験が夢の実現につながったという。
「高校の先輩にあたる石井貴さんが小、中学生の時にチームに来てくれた。そこでたくさん話を聞かせてもらいました。プロ野球選手と接する機会はなかなかない。実際に接してみて、こうなりたいなって思うようになりました」
目を輝かせた子どもたち 夢を与え続ける二刀流戦士
立場は変わり、今は夢を与える存在になった。直接指導を受けた厚岸レッドブリッジの小島零乃(れの、小6)くんは「スイングを教えてくれて分かりやすかった。矢沢選手のように打ったり、守備が上手になりたい」と目をキラキラ輝かせた。投打に非凡な才能を見せる背番号12は、いつまでも子どもたちのスターであり続ける。
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