ファイターズ
育成1位・福島 球速&体重5キロアップだ
プロ野球ドラフト会議で日本ハムから育成1位指名された福島蓮投手(18)=青森・八戸西高=が22日、同校で指名あいさつを受けた。身長190センチ、最速144キロの大型右腕だが、体重は70キロとプロでは細身。1月の新人合同自主トレまでに、体重と球速の5キロアップを誓った。
今も伸びているという190センチの長身を生かすため、福島が肉体改造に励んでいる。もともと食が細く、体重は70キロ。新人合同自主トレまでに「75キロ前後まで」と増量を狙う。現在は茶わんをどんぶりに変更し「量を増やしたり回数を増やしたり、いろいろ試している」と“食トレ”中だ。
体重1キロ増につき、球速も1キロアップを目指す。最速144キロ右腕は、体重5キロ増で149キロを投げる計算だ。「球質も意識しながら、コンスタントに150キロが投げられるようになりたい」と理想を掲げた。
ドラフト後はチーム情報もチェックし「(秋田出身の)吉田輝星投手は同じ東北で、親近感がある。フォームや体のことを聞いてみたい」と笑顔を見せた。指名あいさつに訪れた担当の白井スカウトは「これから肉が付いてくれば、手先が器用なので面白い投手になる」と将来性に期待した。
最終的な体重の目標は90キロ。八戸出身の18歳は「体を大きくして、いずれは1軍で投げて、勝てる投手になって活躍したい」と、支配下入りからの躍進をイメージした。大きくなった体で、ビッグな夢をかなえてみせる。(近藤裕介)