《新潟戦後》言い訳を探せばいくつかあるが、本来の力が出せなかったゲームだ
■J1第21節 札幌0-1新潟(15日、札幌厚別公園競技場) -試合を振り返って
今日のゲームは、我々本来の攻撃の形があまり出せなかったゲームだった。前半はボールを奪うけど奪ったボールをしっかり攻撃に繋ぐことができなかったり、チャンスをクリエイトすることに繋がっていかなかったりと、奪ってからの攻撃の精度、あるいは前の選手が比較的早い段階でボールをロストして、なかなか攻撃のリズムをつくることもできなかった。お互い前半はそれほどチャンスが無いまま終え、後半も同じような展開になってきた中で、先に我々が相手のワンチャンスで失点をしてリードを許してしまった。
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その後、同点に追い付くべく選手たちは攻撃を仕掛けてくれた中で、1つのチャンスで相手がファウルをして退場になり比較的長い時間、数的優位の形となって試合終盤は相手を押し込みながらチャンスをつくるところまでは行けたと思う。DF岡村、そしてFW金健熙と高さのある選手を2枚真ん中に入れて、外からのクロスで仕留めたい意図があったが、なかなかそういった場面でクロスの精度が良くなかったり、少しボールを動かす中で我慢しきれずに長いボールをシンプルに入れてしまったりと、数的優位を生かす高さを生かす部分で、相手を仕留めるところまではいかなかったと思う。
試合を通して我々札幌は決してチャンスが無かったわけではないが、なかなか本来の自分たちの戦いが出せなかったゲームだったかなという風に実感している。もちろんこういうゲームもシーズンの中にあると思うし、こういうゲームで敗れるのもサッカーだと思う。
-ピッチ状態など、雨の影響はあったか
言い訳を探せばもちろんいくつかはあるだろう。雨でいつもとピッチ状態が違う中で選手たちにプレーのやりにくさはあったかもしれないし、実際にあったとは思うがただそれを言い訳にはできないだろう。はっきり言えることは、残念ながら今日のゲームはなかなか自分たち本来の戦いが出せなかったゲームだと評価したい。