開幕戦は函館大有斗に軍配　エース川下が８回１失点

　南北海道大会の開幕戦は、函館大有斗が札幌新川に快勝した。一回、相手失策で先制に成功すると、２死一、二塁から髙田睦元二塁手（むげん、２年）が左越え二塁打を放ち、さらに２点を追加。中盤以降も着実に加点し、主導権を握ったまま試合を進めた。

　先発左腕の川下将勲投手（まさひろ、３年）は二回に味方失策で失点を許したが、要所を締める投球で８回５安打１失点と札幌新川打線を封じ込めた。６点リードの九回、山口紅輝一塁手（３年）が２番手でマウンドに上がrり連続四球などで２死満塁のピンチを背負ったが、最後は中飛に打ち取り、開幕戦白星を挙げた。

　一方の札幌新川はエースの井口敦人投手（３年）が１５０球の熱投を見せたが、序盤の失点が重くのしかかった。

■函館大有斗の片口伸之監督（４３）
「勝ち上がっていきながら成長していってもらえたら。こういう雰囲気の中で一つ勝てたのはうちにとって大きい。これでまた勢い付けて次の試合に臨める」