サブマリン鈴木 KOから再起戦「暑さは鎌ケ谷で鍛えてきた。何とか耐えます」 17日の西武戦に先発
前半戦を締めくくる一戦 自身の〝復活〟も懸かる
日本ハムの鈴木健矢投手(25)が17日、ベルーナドームで行われる西武戦に先発する。前半戦ラストゲーム。今月5日のソフトバンク戦(ペイペイ)で二回途中にKOされ、2軍調整を経て1軍に戻ってきた。今季、ブレーク中のサブマリンは、チームトップ7勝目を懸け、復活のマウンドに上がる。
短距離のダッシュなど登板前日のルーティンをこなし、ベンチに戻ってきた。全身、汗だくだった。練習中、所沢市の気温は35度を超えていた。猛暑は続く。厳しい環境は覚悟しており「暑さは鎌ケ谷で鍛えてきたので(笑)。何とか耐えます」と気迫を込めた。
課題を克服しマウンドへ 「これかな、という感じをつかんだ」
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4月中旬から先発ローテーションに加わり、抜群の安定感を誇っていたが、前回のソフトバンク戦で集中打を浴びた。「たぶん、打たれている時は、フォームが一定になっている」と原因を分析。限られた時間を使い、改善策を模索した。
10日には2軍の楽天戦(鎌ケ谷)に先発。3回3失点(自責2)の内容も「ちょっとこれかな、という感じをつかんだ」と収穫を口にした。「右足の粘りというか。すぐに(体を)開いて投げていたので、左バッターが余計に見やすい状態でした。そこをもう一つ、粘りながら投げることによって、スライダーもうまく曲がるようになりました」と希望が見えた。
目標は先発の一角でシーズン完走
今は、シーズンフル稼働が一つの目標だ。「1年間通して投げることもなかったですし、先発で回してもらうこともなかった。やりがいはすごく感じます」。下手投げで活路を開いた4年目右腕は、感謝の気持ちを忘れず、腕を振る。