高校野球
2023/07/17 12:00

【プレーバック】全国高校選手権北北海道大会2回戦 旭川明成1-0旭川志峯(7月17日、旭川スタルヒン)

旭川明成の千葉投手(中央)は141球完封。小野寺捕手(左)とハイタッチ

旭川明成が昨夏王者・旭川志峯を撃破し初4強  エース左腕・千葉が12K完封

 旭川明成のエース・千葉隆広投手(3年)が旭川志峯の背番号10・田澤慶朔投手との左腕対決を制し、初の4強入りを果たした。

 序盤は両投手共に得点圏に走者を許すも無失点で切り抜け、その後も緊迫した投手戦が繰り広げられた。

 均衡が破れたのは四回。旭川明成は2死から4番・河瀬晴翔三塁手(3年)が四球で出塁すると、5番・小野寺謙真捕手(3年)の三塁頭上を越える強烈な左前打で一、三塁。次打者の3球目に旭川志峯・田澤投手の暴投で旭川明成が貴重な先制点を奪った。

 旭川志峯は六回からエース・伊知地晴投手(3年)を投入。互いに0更新が続く中、九回に旭川志峯打線が意地を見せた。先頭の2番・西田光右翼手(3年)が右中間を破る二塁打。三回以降、初めて先頭打者が出塁した。しかし、次打者の投前バントを旭川明成の千葉投手が好フィールディングで三塁補殺。1死一塁となり、5番・横井洸亮左翼手(3年)が四球を選び2死一、二塁と最後の最後に逆転の好機。しかし、6番・近豪己捕手(3年)が三ゴロに倒れ2年連続の甲子園出場はならなかった。

 旭川明成の千葉投手は141球を投げ、被安打4、12奪三振。道大会では自身初の完封勝利で、地元旭川スタルヒン球場、最後の試合を勝利で締めくくった。


■中2日で力投した旭川明成・千葉隆広投手(3年)

「いままでで一番緊張感もあって、楽しい試合でした。完封は結果的にそうなっただけ」

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