コンサドーレ
2023/07/21 05:00

金子が世界へ このチャンスを逃すべきではないしクラブの士気も上がる《河合CRC竜の眼》

新潟戦は雨の影響で残念な結果と内容

 15日のホーム新潟戦(0●1)は、聖地・札幌厚別公園競技場の改修工事前最後となる試合としては残念な結果、内容だった。雨が強く降り風も吹きつけるなどピッチコンディションが最悪な状況で、ボールコントロールが難しくなるといった影響が出てしまったのかなと思っている。

動きの連動性が乏しかった

 前半はシュート3本にとどまり、なかなか決定的なチャンスをつくり出すことができなかった。ビルドアップの段階ではいつも通りできていたが、新潟のDFとMFの間のバイタルエリアがすごくコンパクトで、その部分で挟まれてしまった。一番時間的な余裕が無いエリアなので、前向きになれる時間をつくるためにも裏に抜ける選手、落ちてくる選手といった関係性がほしいところだったが、そういう動きの連動性が乏しかったように感じている。

上下動だけがハードワークではない

 後半8分、新潟に先制を許した。新潟の特長である1人、2人、3人と関わる流動性ある攻撃から得点されたが、クロスを上げた選手にMF荒野がマークに行けなかったところからきっかけをつくられてしまった。あの場面はあそこに縦パスが入るのが見えてるので、荒野はしっかりポジションを取って、中を走られないようにしなければいけなかった。相手選手の内側を取って、もう1回外側にパスを出させるための対応が必要な場面だったが、あの場面ではその意識が若干欠けていたかなと思った。上下動だけがハードワークではなく、一番突かれてはいけないポジションに戻り、またそこからボールに対してアプローチしていく、それもハードワークのひとつだと認識してほしい。荒野だったらやれるはずだ。

新潟に見習うべきところを感じた

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