山田 古巣に恩返しの猛打賞 西武ファンの声援にも感謝
■パ・リーグ14回戦 日本ハム2ー7西武(7月17日、ベルーナドーム)
「8番・遊撃」でスタメン出場 移籍後初の1試合3安打
日本ハムの山田遥楓内野手(26)が17日、西武戦(ベルーナドーム)に「8番・遊撃」で先発出場。移籍後初の3安打猛打賞と慣れ親しんだ球場でハッスルし「最高です! でも、チームが勝っていないので、勝ちたいっす!」と白星を欲した。
日本ハムのユニホームに身を包み、山田がベルーナドームに帰ってきた。二回1死走者なし。打席に入ると、昨季まで在籍していた西武のファンからも温かい拍手が沸き起こった。「めちゃくちゃうれしいっす。がんばろーって。めっちゃ燃えたっす。拍手ももらったし、気持ちが入りました」
5試合ぶりのスタメン出場 声援に拍手に気合上昇
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敵味方関係ない声援にスイッチオン。相手先発・隅田のストレートを中前にはじき返し、出場3試合ぶりの安打を放った。五回の第2打席は変化球に食らいついて二塁内野安打をマーク。七回無死一塁で迎えた第3打席は、8球粘って右前へ運んだ。
11日の楽天戦以来5試合ぶりのスタメン出場。「しっかり一打席一打席を大事に感謝して打席に立っています」。かつて8年間プレーした古巣に〝恩返し〟を果たし「これからも頑張らないといけないっすね!」と決意を新たにした。
自身の1軍昇格と当時に連敗スタート 「1勝したいっすね」
昨年11月にトレードで加入。新天地での活躍を誓った矢先、2月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けて出遅れた。今月5日のソフトバンク戦で1軍昇格を果たしたが、その日からチームは10連敗を喫し、前半戦が終了。「それが僕も気になっていて、早く勝ちたいっす。1勝したいっすね」と切望する。
「ギャル男~!」は拒否!? 明るさとガッツでチームを救う!
西武時代の山田といえば、本塁打を放った際に「獅子男~!」と絶叫することでおなじみだった。新たなパフォーマンスについては「今、ないんですよ」と苦笑い。万波が発案した〝ギャル男〟が候補に挙がっているというが、「まだ、決まっていないので、早く決めないといけない」と模索中だ。
オールスター休みを挟み、22日のオリックス戦(ほっともっとフィールド神戸)から後半戦が始まる。「変わらずにやることやって、出番があったらチャンス生かせるように頑張ります!」。持ち前の明るさとガッツあふれるプレーで、次こそチームの勝利に貢献する。