春全道Ｖの北海　投打かみ合い大勝発進

　春の王者・北海が函館中部を押し切った。試合は一回に函館中部が先制し、二回には北海がすぐ同点とするがっぷり四つの展開で始まった。その後は両チームの投手の好投があり、六回まで１－１と膠着した状態が続いた。

　その均衡を破ったのは北海の主将・今北孝晟二塁手（３年）だった。先頭打者で迎えた七回に中堅フェンス直撃のランニング本塁打で勝ち越し点を生み出すと、続く４番・熊谷陽輝一塁手（３年）もバックスクリーンへのソロ弾で続いた。そして八回には５得点のビッグイニング。試合はコールドで決着した。函館中部は先発の五十嵐健投手（３年）が粘りの投球を見せたが、最後は１８安打８失点と力尽きた。

■２番手で登板し、５回⅔を１安打無失点と好投した北海の岡田彗斗投手（３年）
「いつでも行けるようにしていました。真っすぐで押せていたし、スライダーもキレていたので、織り交ぜながら投球ができた」