【写真レポート】ママさんハードラー寺田明日香が田中学園で陸上の楽しさ伝授
小学4年生を対象に「かけっこ教室」
東京五輪陸上女子100メートル障害に出場し、ママさんアスリートとして現役で活躍する寺田明日香が18日、日本ハムの田中賢介SA(42)が運営する学校法人田中学園の4年生を対象に「かけっこ教室」を開催した。
アジア選手権銀メダル獲得から5日後も 子供たちを積極指導
13日にバンコクで行われた陸上アジア選手権で銀メダルを獲得したばかり。疲れも見せず終始笑顔で生徒たちに速く走るコツや楽しさを伝えた。「私も小学校4年生から陸上競技を始めて、その時のトップの選手の方々にお話をしていただいたり、教えてもらった経験がすごく心の中に残っている。一番はスポーツ、運動を楽しくやる。それからもっと速く、もっとやりたい、という気持ちが出てきてくれたら嬉しい。今日はみんな元気よく取り組んでくれて、私も元気をもらいました」と振り返った。
田中SA「みんな一気に足が速くなりました。もしかしたら未来の陸上選手が出るかな」
教室に参加した髙田航太郎くん(9)は「選手に教えてもらって足がもっと速くなった気がした」と笑顔で話し、田中SAも「体験型の授業が子供たちにとって一番身になるし、刺激になる。寺田選手は教え方も上手で、足の上げ方のコツなどのヒントがありました。見て分かる通り、みんな一気に足が速くなりましたからね。もしかしたら未来の陸上選手が出るかな、という期待もしてしまう。寺田選手にはまたいつか来てほしいと思うし、うちだけではなく、いろいろな小学校に行っていただいて、北海道の子供たち全体の運動能力を上げていってほしいです」と話した。
来月の世界選手権には「行けることを信じて、いい状態にもっていきたい」
大学の専攻が子供福祉だったこともあり、今後も子供に関われる事をやっていきたいと話す寺田。選手としては、24年のパリ五輪につながる来月の世界選手権に照準を向けている。「行けることを信じて、体をつくり直して、いい状態にもっていきたい」。まだまだ最前線を走るママさんアスリートは、子供たちからもらった元気を力に変え、さらに加速していく。
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