コンサドーレ
荒野「残留決める」きょう札幌Dで福岡戦
北海道コンサドーレ札幌はきょう24日、札幌ドームで福岡と戦う。勝てば、J1残留が決まる一戦。先発が濃厚なMF荒野拓馬(28)がホーム5試合ぶりの勝利を誓った。苦戦が続く本拠地で白星を奪取。2017年から続くJ1での戦いを来季も確定させる。
勝てば、5試合を残して残留が確定する。荒野は「サポーターにとってJ1での戦いはもう最低条件。僕たちはACL(アジア・チャンピオンズリーグ)を目指す中、なかなか上に食い込めなかった」と悔やむ。だが、今季は4チームがJ2に降格する。来季のJ1での戦いを確定させることには価値がある。
昇格組ですでに残留を決めている8位の福岡は、札幌アカデミーで荒野とともに育ったDF奈良が最終ラインを支える。荒野は「奈良ちゃんとはずっとユースからやってきた。プロの舞台で対戦できるのはすごく楽しみ。負けたくない気持ちはお互いさま」。盟友との対戦を心待ちにした。
札幌は現在、ホームで4試合連続完封負けと、長くサポーターに歓喜を届けられていない。ペトロビッチ監督は「ホームでの負けを何が何でも止めたい」と白星奪取を約束した。
荒野も「エレベータークラブと言われ、(J1とJ2を)上がったり、下がったり繰り返してきた。勝って(J1連続)5年目も残留を決める」。本拠地5試合ぶりの勝利を、シーズン佳境の推進力にする。
(石栗賢)