高校野球
【プレーバック】全国高校野球選手権南北海道大会準々決勝 札幌日大高6-3札幌第一(7月19日、札幌円山)
札幌日大高が2年ぶりのベスト4進出 2年菊地が決勝2点三塁打
札幌の名門校同士の対決は、札幌日大高に軍配が上がった。決勝に進出した2021年以来の4強入りを果たした。序盤から一進一退の攻防を繰り広げた。一回に札幌日大高が先制すると、三回には札幌第一が逆転するなど、点の取り合いが続いた。
潮目が変わったのは3-3で迎えた四回裏、札幌日大高の攻撃だった。1死一、二塁から2番・菊地飛亜多左翼手(ひあた、2年)が左中間を破る2点三塁打を放つなど、この回3点の勝ち越しに成功した。札幌日大高の先発・小熊梓龍投手(しりゅう、2年)も四回までに3失点を喫したが、尻上がりに調子を上げていった。五回以降はスコアボードに「0」を並べ、終盤3イニングは走者も許さない完璧な投球を見せて逃げ切った。
■四回に勝ち越しの2点三塁打をマークした菊地飛亜多左翼手(ひあた、2年)
「外の球を左中間に打つイメージだったんですけど、真ん中らへんに入ってきた球をうまく捉えられました。(準決勝に向けて)今までお世話になった人たちのために全力で戦っていきます」