ポンセ 23日オリックス戦先発 左膝負傷から3カ月半ぶり1軍復帰「理想に近づいている」
約3カ月半ぶりのマウンドでアドレナリン放出
日本ハムのコディ・ポンセ投手(29)が、23日のオリックス戦(ほっともっとフィールド神戸)に先発する。4月に左膝を故障し、一時はアメリカに帰国。長いリハビリを乗り越えて約3カ月半ぶりに1軍の舞台へ復帰する。右腕は「ファンに久しぶりに会える。それが自分の体の中でアドレナリンを放出するのに役立つと思うので、楽しみにしているよ」と登板を心待ちにした。
2軍戦で100球近く投げGOサイン
2軍戦では4度の登板をこなし、段階を踏みながら復帰への道を歩んできた。前回登板の2軍・巨人戦(釧路)では6回93球を投げ、4失点。1軍復帰のメドとして設定した100球に近い球数を投げたことで、首脳陣は昇格へGOサインを出した。「(2軍では)ボールをちゃんとプレートに入れること、コントロールを気にして投げてきた。球自体やメカニックについては自分の理想に近づいている。あとは明日投げてみてだね」と、自信に満ちた表情を浮かべた。
暑さに強いアメリカン コメントも絶好調
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うだるような猛暑も、追い風に変えてみせる。米国カリフォルニア州出身のポンセは暑さを全く苦にしない。登板前日の22日は、強い日差しが照りつけるグラウンドで調整に励み「ベリー コールド トゥデイ。ホットモット サムイ!」と大笑い。「体自体が頑丈なので大丈夫。鎌ケ谷にいたことで助かってます」と、ユーモアたっぷりのコメントを残した。
21日時点で順位は最下位ながら、チーム防御率・290はリーグトップ。シーズンを通して投手陣の奮闘が光る。先発、中継ぎ共に疲労のピークを迎える夏に、助っ人右腕がローテに加わる意味は大きい。ポンセは昨季も7月に来日初勝利を挙げており「ラッキーマンス。7月は幸運の月になると思うよ」とニッコリ。陽気な豪腕が、巻き返しの切り札になる。