高校野球
2023/07/23 18:30

【プレーバック】全国高校野球選手権北北海道大会決勝 クラーク1-0旭川明成(7月23日、エスコンフィールド北海道)

春夏連続の甲子園出場を決め、マウンドで抱き合う新岡投手(中央左)と麻原捕手(中央右)の下に駆け寄るクラークナイン(撮影・小田岳史)

五回、9番・髙橋歩希の右前打が決勝点

 甲子園を懸けた一戦は、決勝にふさわしい両エースの投げ合いとなった。旭川明成の先発・千葉隆広投手(3年)が序盤3イニングを無失点で進めると、負けじとクラークの先発・新岡歩輝主将(3年)は6三振を奪うパーフェクト投球を見せた。

 均衡が敗れたのは五回。先頭打者で迎えたクラークの6番・高木馴平二塁手(3年)の一塁内野安打などで2死二塁の好機を作ると、9番・髙橋歩希遊撃手(いぶき、3年)が右前にはじき返し、先制点を挙げた。先行された旭川明成も六、七回と得点圏に走者を進めたが、あと一本が出なかった。

 クラーク1点リードで迎えた九回。失策も絡み2死二、三塁と一打サヨナラのピンチを背負ったが、最後は新岡が旭川明成の6番・植木玲陽遊撃手(3年)から三振を奪い完封勝利。7年ぶり2回目の北北海道大会優勝をつかみ取った。クラークは春夏連続の甲子園出場を決めた。


■7年ぶりの北北海道大会優勝を果たしたクラークの佐々木啓司監督(67)
「いつ逆転されるかヒヤヒヤしてました。ホッとしてます。選抜では思うような試合ができなかった。選手たちがよく頑張ってくれた」
 

■前日22日の172球の疲れを感じさせず、130球の完封勝利を挙げたクラークの新岡歩輝主将(3年)
「春夏甲子園の目標を叶えられて良かった。疲れもあって不安だったけど、昨日以上にいいピッチングができた。最後は疲れを感じないで投げ切れました」

(1/6)
9回5安打無失点と貫禄の投球を見せたクラーク・新岡投手


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旭川明成の千葉投手は1失点完投と粘投を見せた


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五回2死二塁、均衡を破る適時打を放ったクラーク・高橋(中央)


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五回2死二塁、均衡を破る適時打を放ったクラーク・高橋が塁上でガッツポーズを見せる


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九回2死二、三塁、旭川明成・植木から三振を奪い、喜びを爆発させるクラーク・新岡投手


(6/6)
春夏連続で甲子園出場を決め、佐々木監督を胴上げするクラークナイン
 

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