清宮「アイブラック打法」で先制ソロ 連敗脱出へ「どうにかしたい」
■パ・リーグ13回戦 日本ハム5-7オリックス(7月23日、ほっともっとフィールド神戸)
後半戦のチーム1本目の本塁打
日本ハムの清宮幸太郎内野手(24)が23日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス戦の一回に第5号先制ソロ弾を放った。後半戦のチーム1本目の本塁打。逆転負けを喫したため、空砲となったが、気を吐いた。
みんなに塗ってもらったアイブラックで吉兆
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一回2死。オリックス先発・山崎福の内角直球を振り抜き、右中間スタンドまで運んだ。ダイヤモンドを回り、ベンチに戻ると、両手で目の下に塗ったアイブラックを指さし、〝効果〟を強調。「みんなに塗ってもらったアイブラック打法で打ちました」とコメントし、仲間と喜びを分かち合った。普段とは異なる午後4時開始の薄暮ゲーム。まぶしさを和らげるためのアイテムを団結して使用し、吉兆を呼び込んだ。
九回は7試合ぶりマルチとなる内野安打
6点を追った九回にはライン際を転がって三塁ベースに当たるラッキーな内野安打でチャンスを拡大。反撃の機運を高めた。マルチ安打は7試合ぶりで、打率は.284。高い水準をキープし、6年目の成長を証明している。
シーズン終盤に向けて、新庄監督がレギュラー、打順固定の方針を打ち出す中、清宮はリーグ再開後に2試合連続で3番を任されている。大型連敗中、打線は競った展開で得点できず「やっぱりそこが課題だと思うので。どうにかしたい」と強い決意をにじませた。今季最大の試練に直面。飛躍のときを迎えている主砲が、突破口を開く。