高校野球
2023/07/24 15:00

【プレーバック】全国高校野球選手権南北海道大会準決勝 北海道栄6-2札幌日大高※延長十回タイブレーク(7月24日、エスコンフィールド北海道)

延長十回、決勝の3点三塁打を放った北海道栄の新木左翼手(左)

 

 北海道栄が春季全道大会に続いて、南北海道大会も決勝に駒を進めた。一回1死三塁から3番・新木祥生左翼手(3年)のスクイズで幸先良く先制すると、1-1の四回にもスクイズ(記録は内野安打)を成功させ手堅く得点を重ねた。

 リードを許した札幌日大高だったが、終盤に試合を振り出しに戻した。八回、長短打で無死二、三塁の好機を作り、二回に本塁打をたたき込んでいた4番・斉藤隼人一塁手が左翼へ同点犠飛。その後、1死二、三塁となったところで、北海道栄は先発の石蔵斗暉投手(3年)からエースの山崎晄投手(3年)にスイッチ。その山崎が後続を仕留めて勝ち越しは許さなかった。

 タイブレークに突入した延長十回。1死満塁から新木が右中間へ走者一掃の適時三塁打を放つなど、一挙4得点を挙げた。その裏、山崎は無死満塁のピンチを背負ったが、後続を退け試合を締めくくった。


■延長十回に決勝三塁打を放った北海道栄の新木祥生左翼手(3年)
「最後に1本出てくれて良かった。最後に懸ける思いは強い。みんなで甲子園に行きたい」
 

■2番手で登板し、2回⅔無失点の好救援を見せた北海道栄の山崎晄投手(3年)
「変化球も振ってくる打線なので、真っすぐを見せ球に最後はフォークで勝負した。弱気になったら悔いが残るので、最後は思い切って投げました」
 

■本塁打を放つなど、2安打2打点をマークした札幌日大高の4番・斉藤隼人一塁手(3年)
「悔しい。十回の打席はとにかく後ろに繋げようとしたけど(飛球を)上げてしまった」

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