高校野球
元日本ハムの斎藤佑樹さんが始球式「いつか全力で投げたい場所だった」【南北海道大会】
真ん中低めにナイスボール 「僕にとってもすごく特別な場所」
佑ちゃんがエスコンのマウンドに登場―。全国高校野球選手権南北海道大会決勝戦の試合前、元日本ハムの斎藤佑樹さん(35)が始球式を行った。日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」のマウンドに上がり、投じた白球は見事に真ん中低めに吸い込まれた。
「僕にとっても、すごく特別な場所で、始球式という貴重な経験をさせていただいたことを、改めて感謝したいです。いつか全力で投げたいと思っていた場所だった。決勝戦を戦う両チームが頑張れるように、スイッチを押せたらなという思いで投げました」
思い出される2006年の駒大苫小牧との激闘
始球式が決まってからは肩をつくり直して臨んだ1球だった。早実高時代の2006年には駒大苫小牧との激闘を制し、甲子園優勝を成し遂げた。その1球の重みを両チームから感じ取ることができた。「あと1勝したら甲子園っていうところのプレッシャーって本当に僕も感じてきた。改めてあの雰囲気を感じさせてもらえた」と笑顔を見せた。