高校野球
2023/07/25 20:25

元日本ハムの斎藤佑樹さんが始球式「いつか全力で投げたい場所だった」【南北海道大会】

始球式を務めた元日本ハムの斎藤佑樹さん(撮影・小田岳史)

真ん中低めにナイスボール 「僕にとってもすごく特別な場所」

 佑ちゃんがエスコンのマウンドに登場―。全国高校野球選手権南北海道大会決勝戦の試合前、元日本ハムの斎藤佑樹さん(35)が始球式を行った。日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」のマウンドに上がり、投じた白球は見事に真ん中低めに吸い込まれた。

 「僕にとっても、すごく特別な場所で、始球式という貴重な経験をさせていただいたことを、改めて感謝したいです。いつか全力で投げたいと思っていた場所だった。決勝戦を戦う両チームが頑張れるように、スイッチを押せたらなという思いで投げました」

思い出される2006年の駒大苫小牧との激闘

 始球式が決まってからは肩をつくり直して臨んだ1球だった。早実高時代の2006年には駒大苫小牧との激闘を制し、甲子園優勝を成し遂げた。その1球の重みを両チームから感じ取ることができた。「あと1勝したら甲子園っていうところのプレッシャーって本当に僕も感じてきた。改めてあの雰囲気を感じさせてもらえた」と笑顔を見せた。
 

試合終了後、北海ナインに声を掛ける元日本ハムの斎藤佑樹さん

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