ファイターズ
2023/07/26 23:30

6回0封の上原 登板日の独自トレで進化「今年のオープン戦最後の登板から続けています」

三回2死一、二塁、楽天・鈴木大から三振を奪い、グラブを叩く上原(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ17回戦 日本ハム3ー2楽天(7月26日、楽天モバイルパーク宮城)

粘りの投球で尻上がり 女房役の伏見と先制2ランのハンソンに感謝

 日本ハムの上原健太投手(29)が26日、楽天戦に先発し、6回4安打無失点の快投で連敗脱出に大きく貢献した。立ち上がりに苦しみ、四回まで毎回走者を背負ったが、決定打を許さない粘りの投球を披露。ハンソンの先制2ランでリードをもらった後はリズムに乗り、五、六回をともに3者凡退に封じた。

 「伏見さんのリードに助けられました。すぐに僕の状態を把握して、良いリードをしてもらった。あとはハンソンがあそこ(五回)で一発打ってくれて、一瞬流れが来たところにうまく乗っていけた。それまで苦し紛れに1イニングずつ投げていたので、本当に助かりました」

チームは泥沼13連敗中 まさかの策で緊張から脱却

 負ければ、球団ワーストに並ぶ14連敗。マウンドに上がる前には「本当にやばかった」と極度の緊張を感じていた。乗り越えるために取った〝作戦〟は、翌日に先発する後輩右腕と重圧を共有することだった。

 「僕がきょうもし試合を壊してしまうと、(連敗記録は)球団ワーストタイになってしまう。だから冗談で北山には『そうなったら記録を更新するのおまえだよ』って言っていました(笑)。そうやって自分の緊張を落ち着かせていたんです。きょう勝ったので、だからこそ言える話なんですけど」と、ちゃめっ気たっぷりの笑顔を見せた。

20代最後のシーズン オリジナルの練習法でレベルアップ

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい