前回は打球が当たった影響もあり５回３失点で降板

　日本ハム・伊藤大海投手（２５）が２９日、オリックス戦（エスコンフィールド北海道）に先発する。前回登板２２日の同戦（ほっともっとフィールド神戸）は、負傷の影響もあり、５回７６球、３失点で降板。「すぐリベンジできるのはうれしく思いますし、絶対やらないといけないと思います」と表情を引き締めた。

痛みが取れ、バランスも良い状態

　打球が直撃した左太もも裏は「大丈夫っす。（北海道に）帰ってきて、ちょっとしてから（痛みが）抜けました」。登板間はリカバリーをメインに調整し、「バランスとかそういう部分では、良い状態で今日のキャッチボールはできている」とうなずいた。

新球の披露あるか

　〝新兵器〟がお披露目されるかもしれない。オールスター前の残留練習では、金子特命コーチから〝魔球〟チェンジアップを伝授された。前回登板では出番がなかったが、「徐々によくなっていますね。明日（２９日）とかいいところで投げられたらと思います」と不敵な笑みを浮かべた。

忘れちゃいけない勝ちにこだわる姿勢

　プロ３年目の今季はここまで５勝５敗、防御率３・５９。７月４日のソフトバンク戦（ペイペイドーム）以来、３試合ぶりの白星を目指す。「勝ちにこだわる姿勢だったり、忘れちゃいけない部分はある。それだけ強い気持ちでマウンドに上がり続けることしかできないかなと思います」。先発の柱として自覚を持ち、真っさらなマウンドに立つ。