ファイターズ
2023/07/28 19:55

ルメール騎手が始球式「馬のコントロールはよく知っているけど、ボールのは難しい」

ファーストピッチを務めたルメール騎手(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ14回戦 オリックス-日本ハム(7月28日、エスコンフィールド北海道)

背番号「221」 内角へワンバウンド投球

 日本中央競馬会(JRA)所属のフランス出身騎手、クリストフ・ルメール(44)が28日、オリックス戦でファースト・ピッチを務めた。日本ハムのユニホームに身を包み、北海道内での通算勝利数「221」の背番号で登板。打席の今川を相手に、内角へワンバウンドの力のあるボールを投げ込んだ。

 「緊張しました。マウンドに一人で上がって、すごい怖かったです。(投球は)あんまり良くなかったですね。僕の仕事じゃないです(笑)」

仲間と投球練習してきたが マウンドに上がって「忘れちゃった」

 競馬界トップレベルのジョッキーも、野球は専門外。この日に備え、栗東トレーニングセンター(滋賀)で騎手仲間の松田大作や横山武史と練習を積んできたが、「アドバイスももらったけど、やっぱりマウンドに登るとすごく緊張するから、忘れちゃった。フランスでは野球は人気じゃないですから、学校で友達とは全然やっていなかった。馬のコントロールはよく知っているけど、やっぱりボールコントロールは難しいです」と苦笑いだ。

「すごく良い思い出になりました」

 それでも、エスコンフィールドでの1球は心に残った。「ファイターズのインビテーション(招待)があったときはすごくうれしかった。特に新しいフィールドで、すごく良い思い出になりましたし、良かったです」と英気を養った。現在、中央競馬は札幌で開催中。「北海道の競馬場が好き。いいオファーが来ていますので、またたくさん勝ちたいです。毎競争、頑張ります」と意気込んだ。

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