ファイターズ
GLAYのTERUが新球場でファーストピッチ 「いつか、ここでやってみたい」ライブ開催へ意欲
■パ・リーグ15回戦 オリックス4-3日本ハム(7月29日、エスコンフィールド北海道)
背番号「901」 悔しいワンバウンド投球
北海道が生んだ人気ロックバンドGLAYのヴォーカリスト・TERUが29日、エスコンフィールド北海道で行われた日本ハムーオリックス戦の試合前にファーストピッチを行った。バンド名にちなんで背番号「901」のユニホームで登場。勢い良く速球を投げ込んだが、白球は惜しくも捕手の手前でワンバウンドした。
リーグ優勝、日本一に輝いた2016年もファーストピッチに登場しており、当時も投球はワンバウンド。リベンジに失敗し「届けたかった~。上めに投げたけど(ボールが)最後まで指から離れなかった。力が入りました」と悔しがり、頭を抱えた。
かつてはプロを目指していた時期も 「魔物が住んでましたね」
数々の大舞台やステージを経験したスターでさえ、マウンド上では特別な緊張感に包まれる。「小、中学校と野球をやっていて小学6年生の時にはキャプテンもやっていた。プロの選手を目指していた時期もあったので、マウンドに立つことがどれだけ神聖なことか自分でも感じている。プロになった気分で投げてみましたけど、魔物が住んでましたね」と、投球を終えて苦笑いした。
来年はデビュー30周年 「一番大事な北海道とガッチリ手を組んでやっていきたい」
新球場のフィールドの中心に立つことで、新たな夢も膨らんだ。「いつか、ここでやってみたいですね。ステージの使い方とかいろいろ話を聞きました。360度、人を入れてのコンサートであればできそうな感じ。来年は30周年なので35周年、40周年へ向けて自分たちの一番大事な北海道とガッチリ手を組んでやっていきたい。いろいろ作戦を練ってきます」。節目の年を迎える2024年、エスコンフィールド北海道を舞台にしたライブ開催へ向けて熱意をアピールした。