札幌FW大森「勝利に貢献したい」 プロデビューに向け、半年ぶり練習試合出場
■7月30日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
▽練習試合(40分×2) 札幌2-3朝鮮大(2-1、0-2) 得点者 浅野、菅(札幌分のみ)
右足脛骨の疲労骨折で長期離脱中
右足脛骨の疲労骨折で長期離脱していた北海道コンサドーレ札幌FW大森真吾(22)が約半年ぶりに練習試合に出場した。大森は朝鮮大学校戦の2本目に左シャドーとして出場し40分間プレー。熊本キャンプ中の2月11日に行われたJ2熊本との練習試合以来、約半年ぶりとなる実戦形式のトレーニング復帰を果たした。
「やっぱりゲームになると全然違うな」
自身のプレーについては「ダメでした」と厳しい評価を下す。「(体力的に)きつかったです。しっかりリハビリをやって紅白戦も2回やっていたのでもうちょっと体力が戻っているかなと思っていましたけど、やっぱりゲームになると全然違うなと思いました」。
ミドルシュート複数回放つ
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札幌U-18の選手が6人出場していたこともあってか連係があまりうまくいかず、チームとしてなかなか攻撃の形をつくることができなかった。大森はゴールこそ奪えなかったものの「バランスを考えながらやったつもりでした」と、相手DFライン裏を突く動きや中盤まで下がってボールを受け周囲に散らすプレーなどを何度も実践。「プレッシャーが無かったので撃てるかなと思って」と、ミドルシュートも複数回放つなどストライカーとしての引き出しの多さを見せていた。
天皇杯柏戦や鹿島戦でのデビュー目指す
8月2日の天皇杯4回戦柏戦(三協F柏)や同6日の鹿島とのリーグ戦(カシマ)での公式戦出場を視野に入れている。「今日の出来だとちょっと心許ないなっていうのは思いますね」と自己評価は厳しいが、「(出場機会があれば)やれることをしっかりやって、勝利に貢献したいです」と闘志を燃やす。
今季登録フィールダー30人目の出場へ
苦しみ抜いた長期のリハビリを乗り越えて、ようやく試合でプレーできるコンディションまでたどり着いた。今季札幌に登録されたフィールドプレーヤー30人のうち、29人が既に公式戦のピッチに足を踏み入れている中、大学屈指のストライカーとして名高かった大森が〝大トリ〟として、いよいよプロデビューの時を迎えようとしている。