投球回両リーグ最多の加藤貴「もっともっと欲を出して投げたい」 1日のロッテ戦に先発
安定感抜群の左腕 防御率2・61でリーグ最少12与四球
日本ハムの加藤貴之投手(31)が1日、ZOZOマリンで行われるロッテ戦に先発する。現在、両リーグ最多となる120回⅔を投げている。ハイペースの登板は望むところで「本当に今年はイニングを投げたいと思っていた。もっともっと欲を出して投げたい」と張り切る。
今季、初めて開幕投手を務めて以降、1度も離脱することなく、投げ続けている。5勝7敗と白星に恵まれていないが、防御率は2・61と堅調。リーグ最少の与四球12が示すように、圧巻の制球力を駆使してゲームメークしている。
酷暑の敵地マウンドにも平常心 「仕方ないなくらいで」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
次の相手はリーグ2位につけているロッテだ。例年、真夏のZOZOマリンの暑さは過酷だが「結局、暑いものは暑いので。対策はそんなにしないですね。仕方ないなくらいで」と淡々と説明。続けて「食欲は(普段と)変わらないですね。まあ、この年なので。あまり食えないです。(体重も)減らないです。はい」とマーペースを崩さなかった。
ペナントレースは残り50試合 自己最多イニング更新は射程圏内
シーズンは残り50試合。8年目を迎えている左腕は、疲労がピークに達するこの時期を正念場と捉えていた。「6連戦続き、移動も入ってくる。野手、リリーフの方がきついですけど、ここから(登板する)3試合くらいですかね、本当に踏ん張れば何とかなるかな、という感じはあるので。体調面で気をつけながら、やっていきたいなと思います」
2021年の自己最多150イニングを上回るペースでマウンドに上がる加藤貴は首脳陣、ファンの期待を背負い、仕事を全うする。