コンサドーレ
2021/10/25 13:14

札幌スコアレス△ ホームで5戦連続無得点

前半31分、ゴールを狙うも足を滑らせて転倒するFW小柏(左)

■J1第33節コンサドーレ札幌0-0アビスパ福岡(24日、札幌ドーム)

 北海道コンサドーレ札幌はホームの札幌ドームで福岡と対戦し、0―0で引き分けた。またも得点を奪えず、ホームでは5戦連続の無得点。5試合ぶりの無失点を生かせなかった。勝ち点1を分け合い、順位は11位のまま。次節は11月3日、札幌ドームで湘南と戦う。


 両軍一歩も譲らず、スコアレスドローで終了の笛が鳴った。DF福森が累積警告で出場停止。主将のMF宮沢が負傷離脱と最終ラインの要を欠く中で90分間、高い集中力を保った。5試合ぶりの無失点で勝利へのレールを敷いたが、福岡の堅守を最後まで破れなかった。
 “札幌対策”に手を焼いた。福岡はベースとする4バックではなく、3バックで構え、最終ライン5枚で守りを固めた。前半31分にはMF青木のスルーパスに抜け出したFW小柏がGKをかわすも、スリップして仕留めきれず。前半はシュート0本と苦戦した。試合を通じてもシュートはわずか4本。好機をつくれなかった。
 ペトロビッチ監督は「精度と工夫が必要だった。もうひとアイデアがないと、ああいう守備は崩せない」と指摘。攻撃のかじを取ったMFチャナティップは「深く守備を固めてカウンターを狙ってくるチーム。スペースがなくて、なかなか良いプレーができなかった」と不発を悔やんだ。
 ホームでは5試合連続の無得点。クラブワーストを更新した。再三の好守を見せたGK菅野は「(無得点は)少しのズレ、少しのクオリティー。ピースが合えば、大量得点できる。毎日の練習で詰めていかないといけない」。次節こそ、ゴール裏に歓喜を届ける。(石栗賢)

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい