■パ・リーグ１４回戦　日本ハム３ー２ロッテ（８月１日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

―（試合後自ら）
「野球はこれがあるから、たまらんすね。だから諦められない。本当に借金１７？　借金が何十になろうと諦めないということ。メンバーが接戦をものにできたということは、必ず、これからも（劇的勝利が）あるということだから。これから逆転できるチームになっていけば、すごい面白いファイターズになる。負けが続いてた時もね、僕たちはもちろん悔しいけど、選手が勝ちたいという気持ちと、負けて情けない、悔しいという気持ちを持ち続けていかないと、強いチームにならない。選手たちが心の底から思って。こういう試合を勝ち取って、成長していってもらいたいなと思います。今は成長段階。加藤（貴）くんはゲームをめちゃめちゃつくってくれるんだけれども、ここ最近、最初に点を取られてしまっている。この流れはまあ、本人は変えたいと思って投げているんでしょうけど、なかなか変えられないということは、何かを変えないと…。味方（打線）がこうやって（得点して）逆転するチームになってくれば、先取点をあげても問題ないという気持ちになって、（余裕を持った配球に）変わるかもしれないしね。ちょっときょうは興奮しているよ、俺。しゃべれています？」

―万波の良さは
「７試合連続ヒット（７月２３～３０日）の万波くんは、良い万波くんじゃなかった。きょうのあのホームラン。右中間にライナー気味で行く。まっすぐ一本に絞って、一発で仕留める万波くんがいい。真っすぐも変化球も半々で追いかけている万波くんはあまり良くない。真っすぐ一本でいこうと決めて打ったと、俺は思う。そんなに簡単に両方を追いかけたら打てないんだから。追い込まれるまでは真っすぐ一発で仕留める。スライダーか、どっちかに決めて。良い時というのは、放っておいても、真っすぐ待ちで対応できる。ちょっと悪くなり出したら、どっちかに絞るぐらいの勇気を持って。ずっと固定して使っているんだから。そういう余裕は持ち始めてもいいかな。あれ、エスコンだったら入っていますかね？　今度、エスコンで打ってもらって確かめましょう（笑）」

―九回、連続ホームランは予想できたか

「予想？するわけないじゃん。しかも同じ方向に。いやぁ、面白いですね、野球って。この逆もあるし。こうやってウチが打つことがあれば、向こうも悔しいだろうし。（ロッテも）反省するところは別にないでしょ。こういう時もあるよと」

―ベンチでガッツポーズしていた
「いや、びっくりしてね。そこから、どうやって裏の守りを固めようかという。すぐ切り替えてね」

―マルティネスの打撃は頼もしい
「勝負どころでランナーがいたらね。打ってくれるキャッチャーだし。でも本人は納得していないんじゃないですか。２割５分を切っていますし。放っておいても２割７分、８分打てるバッターだから。それぐらいは期待しているから。きょうの価値あるホームランはありますけど、もっともっと打てる選手ですね。まだまだこれから。１年目ということで成長過程なので。楽しみなチームですよ」