23歳の誕生日迎えた矢沢 先輩捕手から愛ある激励に発奮
■イースタン・リーグ12回戦 ヤクルト6-13日本ハム(8月2日、鎌ケ谷スタジアム)
2軍ヤクルト戦でバースデー安打
先輩捕手からの激励メッセージを力に変えた。日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢沢宏太投手兼外野手(23)は、2日がプロ入り後初めての誕生日。同日の2軍ヤクルト戦では「6番・中堅」で先発し、バースデー安打を放った。
先輩捕手から「誕生日を祝うのは1軍に上がってからだ」
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試合前、1軍帯同中の伏見から「誕生日を祝うのは1軍に上がってからだ」と連絡をもらった。プロ初安打を放った際には高級スニーカーをプレゼントしてもらった優しい先輩からの、叱咤激励だ。二刀流ルーキーは「(誕生日祝いを)忘れられる前に上がりたい」と、1軍復帰への思いを一層強くした。
患部の状態は万全を強調
この日は2打数1安打。右膝と左手小指の負傷から復帰後、初の2日連続出場だったため、四回の第2打席で出塁した際に代走を送られベンチに退いた。それでも、患部の状態については「もう大丈夫です」と万全を強調。3日の同戦にも出場し、今後は投手としての調整ペースも上げていく予定だ。
「将来、26歳くらいに楽しめるように今、頑張る」
23歳は、プロで長く活躍するための下地をつくる1年にするつもりだ。「野球を楽しめるように。将来、26歳くらいに楽しめるように今、頑張るって感じです」。けがで一時停止していた矢沢の野球人生が、再び走りだしている。