《天皇杯柏戦後》一発勝負の天皇杯はリードを許すと試合の展開上なかなか難しいものがある
■天皇杯4回戦 柏1-0札幌(2日、千葉県・三協フロンテア柏スタジアム)
-試合を振り返って
ゲーム自体は両チームにとって悪いゲームではなかったと思う。テンポの速い、非常に緊張感のあるゲームだった。
前半我々が先に左サイドでミスをして、相手はそのミスを突いて先制をした。一発勝負の天皇杯はリードを許すと試合の展開上なかなか難しいものがある。そういう中でも選手たちは落ち着いてゲームを進めてくれたしチャンスもつくってくれたが、なかなか今日は得点まで至らなかった。相手ももう1点取れるチャンスはあったと思うし、我々も取れるチャンスはあった。そういう中で最終的に0-1で終わった試合だったと思う。非常に我々にとっては残念な結果になった。
クロス、ラストパス、シュートの精度が上がらなかったゲーム
クロスだったりラストパスだったり、あるいはシュートだったりの精度は今日はラストの部分で上がらなかったゲームだったと思う。もう少し相手のバイタルエリアに入ったところで、落ち着いて精度を上げられたら、もっと際どいチャンスあるいは得点に結びつけられたかもしれない。
チーム状況を振り返ると、非常にケガ人が多いあるいはケガ明けの選手が多い中、プラスこの夏場の高温多湿な気候の中でプレーするのは簡単ではなかったと思う。札幌のサッカーはハードワーク、走る、戦うといったところがベースになっているので、ケガ人やケガ明けの選手、そしてこの夏場の気候はなかなか我々のチームにとっては簡単ではなかった。
-先発の前線3人(FW小柏、MF浅野、MF小林)の連動性はどのように見えたか
先ほども言ったとおり、チャンスをつくる、あるいはつくりかけるところまでは行くが、ラストパスだったり、サイドに展開してのクロスだったり、そういった部分で今日は精度を欠いたかなという印象だ。連動性に関してはそれほど悪い印象はないが、ただやはり相手のゴール前での落ち着きだったり精度だったりでは、今日はなかなかうまくいっていなかったなと思う。
小柏選手がケガから復帰したが、彼がコンスタントに試合に出ることはチームにとって非常に重要であるし、今後の試合も含めて彼がケガをしないでプレーを続けることはチームにとって大切なことだ。